シボレー、新型コルベットZ06 GT3.Rをデイトナで初公開。2024年に4台以上が登場する見込み

 シボレーは1月27日、カスタマー向けの新型GT3カー『コルベットZ06 GT3.R』を、レースデビュー予定のちょうど1年前にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで公開した。

 FIA GT3レギュレーションに適合するように設計された、シボレー初のレーシングモデルは、GTE規定車である『コルベットC8.R』に代わってゼネラルモーターズ(GM)ブランドのフラッグシップスポーツカーとして世界的に使用されることになる。

苦しむ新型ポルシェ911 GT3 R勢「あまりにも差が大きい」とBoP調整に期待。三味線疑惑は否定/IMSA

 ポルシェ・モータースポーツのボスであるトーマス・ローデンバッハは、GTDプロとGTDの両クラスでトップから「大きく離された」新型ポルシェ911 GT3 Rに対して、IMSAが土壇場でのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)調整を行うことに期待している。

 フェラーリやランボルギーニとともに今週末のデイトナ24時間レースでで新しいGT3ホモロゲーションをデビューさせるドイツのメーカーは、先週末のロア・ビフォア・ザ・ロレックス(デイトナ公式テスト)のスタート時からGT3カテゴリーで苦戦を強いられている。

ランボルギーニからフェラーリへ。ブランド変更のエミル・フレイ、2023年の計画は未発表

 エミル・フレイ・レーシングは、ランボルギーニでの4年間の活動の後、使用するマシンのブランドをフェラーリにスイッチすることを発表した。

 スイスのチームは、2019年にランボルギーニ・ウラカンGT3エボでのキャンペーンを開始し、翌年のファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパへの復帰に先立ってエントリーしたインターナショナルGTオープンでタイトルを獲得した。

GTDプロにBMWが追加参戦。ターナー・モータースポーツが95号車M4 GT3の出場クラスを変更

 ターナー・モータースポーツは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のチームラインナップにブルーノ・シュペングラーを加え、95号車BMW M4 GT3をデイトナ24時間でGTDプロクラスに移行させることを確認した。また、残りのIMSAミシュラン・エンデュランスカップ・ラウンドにもGTDクラスから参戦する見込みだ。

 この決定により、1月28~29日にアメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される24時間レースでは、GTDプロに参加するメーカーが9つとなり、8車種9台によって争われることとなる。

計9台のLMDhが走り出す2023年開幕戦デイトナ24時間のフルエントリーリストが発表/IMSA

 IMSAは1月11日、ウェザーテック・スポーツカー選手権のオープニングイベントであるデイトナ24時間レースのフルエントリーリストを公開し、全61台分のドライバーラインアップを明らかにした。

 11日(水)に発表されたリストは、事前にシリーズから発表されていたとおり、新設のGTPクラスで9台、LMP2が10台、LMP3は9台、GTDプロ8台、そしてGTDの25台で構成されている。

ニッキー・ティーム、デイトナ24時間への助っ人参戦が決定。マグナスが起用を発表/IMSA

 アストンマーティンのワークスドライバーであるニッキー・ティームは、ロレックス・デイトナ24時間に参戦するマグナス・レーシングの4人目に指名され、同チームのドライバーラインアップを完成させた。

 マグナス・レーシングは、2023年1月28~29日に行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間に向け、アンディ・ラリー、ジョン・ポッター、スペンサー・パンペリーという3人のドライバーの起用を事前にアナウンスしていたが、ここに強力な助っ人としてティームが加わることとなった。

強豪トリプルエイト、豪州スーパーカー王者SVGを含むバサースト12時間のラインアップを発表

 トリプルエイト・レースエンジニアリングが、2023年2月3~5日に開催されるリキモリ・バサースト12時間に参戦するドライバーラインアップを発表し、シェーン-ヴァン・ギスバーゲン、ブロック・フィーニー、マキシミリアン・ゲーツのトリオでIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの開幕戦に挑むことを明らかにした。

 オーストラリアの伝説的なチームは、2023年に復活する同レースのプロクラスに888号車メルセデスAMG GT3をエントリーさせる予定だ。

バッサー・サリバン、2023年も2台のレクサスRC FでIMSA GTDプロ/GTDクラスに参戦

 バッサー・サリバンは、来季2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTDクラスキャンペーンにアーロン・テリッツとフランキー・モンテカルボを起用することを確認した。

 チームの共同オーナーであるジミー・バッサーとジェームス・サリバンによる共同声明によると、このふたりは2年連続で12号車レクサスRC F GT3のステアリングを共有することになり、開幕戦デイトナ24時間を含むミシュラン・エンデュランスカップでの残りのラインアップは「今後数週間の内」に発表される予定であるという。

ランボルギーニ、日本の根本悠生をヤング・プロフェッショナル・ドライバーに選出

 12月13日、ランボルギーニは、同社のGT3ジュニア・プログラムに所属する根本悠生、ダニー・フォーマル、マキシミリアン・ポールの3名を、ヤング・プロフェッショナル・ドライバーに選出したと発表した。

 ランボルギーニのモータースポーツ部門『スクアドラ・コルセ』は、11月7〜8日にポルトガル・ポルティマオのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで、同社の育成ドライバーを対象としたシュートアウトを実施。GT3ジュニア・プログラムからは15名、ヤング・ドライバー・プログラムからは23名のドライバーが参加した。