【スタッフ選出2022総集編ベスト3/スーパーフォーミュラ・ライツ編】王座争いの末に“強さ”を感じる

 2022年シーズンも各カテゴリーで熱戦が繰り広げられたモータースポーツ界。現在は2023年シーズンへ向けた束の間の“充電期間”に突入しているわけですが、当企画ではオートスポーツwebの各カテゴリー担当編集が、2022年の戦いを『ベスト3』という切り口で振り返ります。

 今回は2022年の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権から、印象に残った大会を編集部ヒラノが3点セレクトしてお届けします。まあ全6大会なのでそのうちの半分となってしまいますが、スーパーフォーミュラ・ライツの場合1レースごとに切り出すのもなかなか難しいところもあるので、その点はご了承ください。

インターバルで見つけた「ウエイトを感じない」セットアップ【2022年GT300“反省”レビュー(1)UPGARAGE NSX GT3】

 2022年シーズンは、劇的な形でタイトル争いが決着したスーパーGT・GT300クラス。ここでは、光るところを見せながらも最終戦を前に事実上タイトル争いから脱落してしまったいくつかの陣営をピックアップし、『反省』や『タラ・レバ』などを含めて2022シーズンを総括してもらう。

 まずは開幕戦で好調なスタートを切ったかに見えた、UPGARAGE NSX GT3陣営だ。

『15歳差コンビ』誕生。両カテゴリーでステップアップを決めた太田格之進の自信と、“期待感”への意識

 12月12日にホンダが行った2023年の参戦体制発表会。国内トップカテゴリーである全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパーGT・GT500クラスともにホンダ陣営内では多くの“動き”が見られたが、そのなかにあって両カテゴリーへのステップアップを決めたのが太田格之進だ。

ホンダ、2023年スーパーフォーミュラ参戦体制を発表。ローソン、太田、ハイマンがデビューへ

 12月12日、ホンダは東京・青山のウェルカムプラザ青山にて2023年モータースポーツ参戦体制の発表会を行った。全日本スーパーフォーミュラ選手権ではレッドブルジュニアドライバーのリアム・ローソン参戦のほか、若手のデビューやドライバー移籍が行われている。

ホンダが2023年スーパーGT GT500クラス参戦体制を発表。大幅刷新でARTAが2台体制に

 12月12日、ホンダは東京都港区のHondaウエルカムプラザ青山で2023年のモータースポーツ活動計画について発表会を行い、このなかで2023年のスーパーGT GT500クラスの参戦体制が発表された。5台のホンダNSX-GTでの参戦は変わらないが、チーム体制を刷新。渡辺康治HRC社長が「必達目標」とする3年ぶりのタイトルを目指す。

スーパーフォーミュラ鈴鹿合同/ルーキーテスト2日目午前は宮田がトップ。太田がルーキー最上位の5番手

 12月8日、三重県の鈴鹿サーキットで2022年の全日本スーパーフォーミュラ選手権合同/ルーキーテストの2日目がスタート。2日目午前のセッション3では、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が1分35秒535でトップタイムを記録した。2番手には山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)、3番手には山下健太(KONDO RACING)が続いている。

 12月7日からスタートしたスーパーフォーミュラの合同/ルーキーテストは2日目を迎えた。この日も鈴鹿サーキットは晴天に恵まれ、気温は手元の計測で11度と、初日より3度ほど温かいコンディションだ。

求められる“丁寧さ”と“先読み”。スーパーフォーミュラ初走行の太田格之進「楽しい一日でした」

 12月7日、三重県の鈴鹿サーキットで始まった全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト/ルーキーテスト。日本人ドライバーとしては、DANDELION RACINGの6号車からこのテストにエントリーしている、太田格之進がスーパーフォーミュラのマシンでの初走行を迎えた。