荒川晃大「レベルの高いST600クラスで戦ってきた自負がある」/全日本ロードST600 チャンピオン特集

 かつて地方選手権で速さを見せ鳴り物入りで全日本ロードレース選手権に上がって来た荒川晃大だったが、なかなか勝つことができずにいた。地方選手権では、同じレベルで走るライダーがいなかったこともあり、いつも独走優勝だった。全日本ロードでは、小山知良、岡本裕生、南本宗一郎、埜口遥希、長尾健吾、羽田太河など蒼々たるメンバーに揉まれながらも、成長してきた。

2023年の全日本ロードは全8戦。夏のもてぎ2&4が復活

 2023年シーズンにおけるMFJ全日本ロードレース選手権シリーズの暫定カレンダーが公開されている。12月10日の最新版では、各クラスのレース数も記載されており、1~2レース制で各ラウンドごとに異なる。

自身とメカニックのレベルアップが鍵。亀井雄大が語るプライベーターならではの優位性/全日本ロード

 全8戦が開催された2022年の全日本ロードレース選手権。最高峰クラスのJSB1000クラスは7戦13レースで争われ、今シーズン3度のポールポジションと3度の表彰台を獲得した亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)はランキング5位でシーズンを終えた。そんな亀井に今シーズン見せた強さと速さの秘訣について聞いてみた。

全日本ロードライダーも多数参加! 第18回北川圭一杯ミニバイクレースが近畿スポーツランドで開催

 12月11日、京都府・近畿スポーツランドで第18回北川圭一杯ミニバイクレース2022が開催され、全日本ロードレース選手権などに参戦しているライダーも参加した。

 2003年に初開催された北川圭一杯は、北川圭一氏が世界耐久選手権に参戦した2年間を除き今年で18回目を数える人気の耐久レースだ。毎年参加者が増えており、全日本ロードなどの中継が行われるYouTubeチャンネル『motoバトルLIVE』でも生放送されている。

ハルク・プロ、榎戸育寛と國井勇輝をST1000で起用。名越哲平はJSB1000継続参戦/2023年全日本ロード

 12月14日、HARC-PRO.(ハルク・プロ)は2023年シーズンレース参戦体制を発表し、全日本ロードレース選手権とARRCアジアロードレース選手権に参戦することを明かした。

 ハルク・プロは全日本ロードや鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦している歴史あるプライベーターチームだ。2022年から武蔵精密工業株式会社がスポンサードしないことになったが、SDG昭和電機グループがタイトルメインスポンサーとしてホンダの全面的サポートを受けたトップチームとして参戦している。

日立Astemo、JSB1000は2台体制に! 作本は継続、ST1000は渡辺一馬が3連覇を目指す/2023年全日本ロード

 12月12日、日立Astemo株式会社は2023年シーズンの国内モータースポーツスポンサー活動について発表。そのなかで、全日本ロードレース選手権に参戦するエス・アイレーシング参戦体制を明らかにした。

 同日に行われた2023年 Hondaモータースポーツ活動計画の発表のなかで、スーパーGT GT500クラスにはAstemo REAL RACINGが塚越広大と松下信治のコンビで参戦することを発表した。しかし、全日本ロードについては触れられておらず、日立Astemoのプレスリリースで明かとなった。

ホンダ、2023年の二輪レース参戦体制を発表。TSRホンダの3人目、MIEレーシングのWSS、名越哲平の継続参戦が明らかに

 12月12日、ホンダは『2023年 Hondaモータースポーツ活動計画』を東京都港区のHondaウエルカムプラザ青山で発表。そのなかの二輪モータースポーツ活動では、世界選手権から国内選手権まで多様なカテゴリーへの参戦計画を明らかにしている。

 例年、ホンダの参戦体制発表は1月に行われるが、今回は約1カ月早い12月に開催された。そのためか、全日本ロードレース選手権のラインアップはほぼ未発表となった。

T.Proファミリーが秋ヶ瀬でファンと交流。手島雄介監督も久々のツナギ姿で走行/T.Proファン☆フェスタ2022

 12月10日、株式会社ティー・プロ・イノベーションは、埼玉県のサーキット秋ヶ瀬で『T.Proファン☆フェスタ2022』を開催した。全日本ロードレース選手権を中心に活動するT.Pro所属のライダーが集まり、ファンへ「感謝の気持ちを届ける場」を提供してイベントを楽しんだ。

 イベントには全日本ロードに日本郵便HondaDream TPから参戦している小山知良、高橋裕紀、岡崎静夏、伊藤和輝、岩田悟(Team ATJ)、TOHO Racingの國峰啄磨と國川浩道、渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)、ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)にエントリーしていた高橋巧(Honda Racing UK)といった、2022年の鈴鹿8耐ウイナーやST1000のランキングトップ3など豪華なT.Proファミリーライダーが参加した。

【二輪ストーブリーグ最新情報】水野涼&高橋巧がBSB離脱。ホンダワークスTeam HRC復活の可能性は/全日本ロード

 2022年はYAMAHA FACTORY RACING TEAMが中須賀克行と岡本裕生の2台体制となったことや、加賀山就臣の引退によりYOSHIMURA SUZUKI RIDEWINを発足させて渡辺一樹がフル参戦するなど話題のあった全日本ロードレース選手権のストーブリーグ。そして2023年のシートも徐々に発表されているが、ホンダ勢に大きな動きがありそうだ。

2023モータースポーツファン感謝デーの開催が決定。鈴鹿サーキットで3月4~5日実施へ

 12月9日、ホンダモビリティランドは『2023鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー』の開催が決定したと発表した。開催日は2023年3月4~5日、会場は三重県の鈴鹿サーキットだ。

 例年モータースポーツシーズンの開幕を直前に控えた3月に開催されている鈴鹿サーキット・ファン感デーが、2023年も日本が世界に誇るグランプリサーキットで実施される。