計9台のLMDhが走り出す2023年開幕戦デイトナ24時間のフルエントリーリストが発表/IMSA

 IMSAは1月11日、ウェザーテック・スポーツカー選手権のオープニングイベントであるデイトナ24時間レースのフルエントリーリストを公開し、全61台分のドライバーラインアップを明らかにした。

 11日(水)に発表されたリストは、事前にシリーズから発表されていたとおり、新設のGTPクラスで9台、LMP2が10台、LMP3は9台、GTDプロ8台、そしてGTDの25台で構成されている。

『トヨタGR86 CNF Concept 』まさかの直列3気筒ターボ搭載。レースを起点にした開発の真骨頂/世良耕太が選ぶ2022年記憶に残るモータースポーツマシン

 モータースポーツや自動車のテクノロジー分野に精通するジャーナリスト、世良耕太が選んだ『2022年記憶に残るモータースポーツマシン』3台は、トヨタGR86 CNF Concept 、プジョー9X8、アウディRS Q e-tronだった。それぞれの魅力を解説する。

WECの2023年暫定エントリーリストが公開。LMDhの参加によりハイパーカーは計13台に

 1月11日、WEC世界耐久選手権は同日付けで2023年シーズンの暫定年間エントリーリストを公開した。100周年を迎えるル・マン24時間レースを含めて全7戦が行われる“シーズン11”には、3つのクラスから都合38台が出場予定だ。

 2012年の現行シリーズ発足以来、WECはふたつのプロトタイプカテゴリーと、同じくふたつのGTカテゴリーの計4クラスが存在していた。しかし2022年限りでLM-GTEプロクラスが消滅したことにより新シーズンは、ハイパーカー、LMP2、LMGTEアマの3クラスでバトルが繰り広げられることになる。

インディカー王者ウィル・パワーがデイトナ24時間に初参戦。メルセデスAMG GT3をドライブへ

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦するサンエナジー1レーシングは、NTTインディカー・シリーズの2022年チャンピオンで、インディ500優勝経験も持つウィル・パワーを、シーズン開幕戦のデイトナ24時間レースで起用すると発表した。

 1月28〜29日にアメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイを舞台に行われるロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間)で、パワーは同じくアメリカ在住オーストラリア人であり、サンエナジー1の代表を務めるケニー・ハブルとともに参戦を果たす。

19歳の女性ドライバーがWECデビューへ。体制拡大のプレマが2023年ラインアップを一部発表

 1月10日、イタリアのプレマは2023年のWEC世界耐久選手権に参戦する同チームのドライバーとして、ドリアーヌ・ピンとファン・マヌエル・コレアを起用すると発表した。

『38』から『25』へ。タイヤセット数大幅削減のデイトナ24時間は「異なるアプローチ」が必要に

 IMSAとミシュランがロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)とウェザーテック・スポーツカー選手権のシーズンにおいて使用できるタイヤ本数を減らした結果、2023シーズンのGTPクラスのチームは「異なるアプローチ」を採ることになると、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのマネージング・ディレクターを務めるジョナサン・ディウグイドは述べている。

WECにデビューするフェラーリ499Pのドライバー6名が発表。ジョビナッツィが“エースカー”に加わる

 2023年からWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦するフェラーリは1月10日、6名のドライバーラインアップを発表した。この中で、フェラーリF1のリザーブドライバーを務める、アントニオ・ジョビナッツィが耐久レース最高峰クラスへとデビューを飾ることが明らかとなった。

 現在開発が進められているル・マン・ハイパーカー規定のニューマシン、『フェラーリ499P』は、AFコルセとのファクトリープログラムの下、2台がWEC開幕戦のセブリング1000マイルレースでデビューを飾る。

Dステーション・レーシング、2023年もWEC世界耐久選手権に参戦。若手イギリス人を起用

 1月10日、WEC世界耐久選手権をはじめ国内外で幅広いモータースポーツ活動を展開するDステーション・レーシングは、2023年のWECの参戦体制、100周年を迎えるル・マン24時間の参戦体制を発表した。3年目の挑戦となる今季はほぼ同様の体制を維持しつつも、新たに若手イギリス人ドライバーを起用する。

ニッキー・ティーム、デイトナ24時間への助っ人参戦が決定。マグナスが起用を発表/IMSA

 アストンマーティンのワークスドライバーであるニッキー・ティームは、ロレックス・デイトナ24時間に参戦するマグナス・レーシングの4人目に指名され、同チームのドライバーラインアップを完成させた。

 マグナス・レーシングは、2023年1月28~29日に行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間に向け、アンディ・ラリー、ジョン・ポッター、スペンサー・パンペリーという3人のドライバーの起用を事前にアナウンスしていたが、ここに強力な助っ人としてティームが加わることとなった。

デイトナ24時間は空前の生き残り合戦か。デビューを飾るLMDh車両の敵は「信頼性」と各メーカー

 間もなく、アキュラ、BMW、キャデラック、ポルシェのLMDh車両が、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦の『ロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)』で、レースデビューの時を迎える。これら4つのファクトリーチームのマネジメント陣営は、勝利に向けた唯一の脅威は信頼性になると予想している。