モータースポーツや自動車のテクノロジー分野に精通するジャーナリスト、世良耕太が選んだ『2022年記憶に残るモータースポーツマシン』3台は、トヨタGR86 CNF Concept 、プジョー9X8、アウディRS Q e-tronだった。それぞれの魅力を解説する。
恒例のJRPA写真展『COMPETITION』が2月7日から東京で、6月20日から大阪で開催へ
二輪・四輪のモータースポーツシーンの写真を世界各地で撮影するプロフェッショナル・モータースポーツフォトグラファーの日本唯一の団体である日本レース写真家協会(JRPA)が例年開催している恒例の写真展『COMPETITION』が、2023年2月7日(火)からキヤノンギャラリー銀座で、6月20日(火)からキヤノンギャラリー大阪でスタートする。
プジョー9X8、クリスマス前にポール・リカールで24時間耐久テストを実施。2022年の問題点を修正
2023年にWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスへのフル参戦を控えるプジョー9X8が、南フランスに位置するポール・リカールでの24時間耐久テストを実施した。
予選レースも候補のひとつ。WEC代表、TV放送に適した「独創的な」新フォーマットを模索
WEC世界耐久選手権のCEOを務めるフレデリック・ルキアンによると、このスポーツカーシリーズはテレビ中継により適した「創造的な」新しいフォーマット案を選手権関係者に提案したという。
来季2023年に11年目のシーズンを迎えるWECは、長年にわたってそのフォーマットをほとんど変化させず、予選形式をわずかに進化させただけで、ほぼ従来のレースフォーマットを踏襲してきた。
【動画】トヨタvsアルピーヌの険悪な空気も超リアル。名場面満載の2022シーズン“裏ハイライト”をWECが公開
伝統のル・マン24時間レース、そして3年ぶりに復活した富士6時間レース含め、2022年シーズンは全6戦の熱闘が繰り広げられたWEC世界耐久選手権。シリーズは先ごろ、その舞台裏を41分に編集したハイライト動画を公開した。タイトルは『Unmasked!』。直訳すれば「マスクを脱いだ」ということで、コロナ禍から復帰し“平常”へと回帰したシーズンであったことを強調している。
車載カメラ、無線、そしてピット・ガレージの様子など「その瞬間」の裏側を捉えたシーズン中の秘蔵映像に、スタジオでのインタビューによる回想が挿入されていく構成のこのハイライトでは、盛り上がった名場面だけでなく、かなり“気まずい”シーンの数々も目撃することができる。
【スタッフ選出2022総集編Best 3/WEC編】克服したプレッシャー。緊迫のトラブルで光った“耐久力”
2022年シーズンも各カテゴリーで熱戦が繰り広げられたモータースポーツ界。現在は2023年シーズンへ向けた束の間の“充電期間”に突入しているわけですが、当企画ではオートスポーツwebの各カテゴリー担当編集が、2022年の戦いを『ベスト3』という切り口で振り返ります。
ここではWEC世界耐久選手権を担当する編集部Nが、『ドライバー・ベスト3』をセレクトします。
WECからLMP2が消滅か、FIAとACOが2024年廃止の可能性を示唆。新規定は2026年に先送り
12月7日、イタリアのボローニャでFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会合が行われ、新しいLMP2レギュレーションの導入が2026年まで延期されることが発表された。これによりプロ・アマベースの次世代プロトタイプの立ち上げが当初の予定からさらに1年先延ばしされることとなった。
FIA国際自動車連盟とACOフランス西部自動車クラブは、WEC世界耐久選手権での同クラスの廃止を明確にはしていないが、2024年からWECのグリッドに「合理的な調整」が行われ、ハイパーカーとLMGTEに代わる新しいGTカテゴリーとして発表された“LMGT3”クラスが優先されると表明している。