2023年のNTTインディカー・シリーズに向け、イギリス出身の23歳カラム・アイロットの残留を決めているフンコス・ホリンジャー・レーシング(JHR)は、2台体制に拡充するもう1台のシボレー・ダラーラDW12に、アルゼンチン国内で通算15回のツーリングカー王者獲得経験を持つアグスティン・カナピノの起用を発表。現在32歳の“ハコ使い”が、北米最高峰のオープンホイールに電撃的フル参戦を果たす。
アメリカ出身の実業家ブラッド・ホリンジャーとともに、チームオーナーとして2021年から新体制を敷いたアルゼンチン出身のリカルド・フンコスは、インディカーにひざびさの“チーム・アルゼンティーナ”をテーマとしたエントリーを実現するべく、1997年のCART時代にオール・アメリカン・レーサーズ(AAR)から参戦したファン-マヌエル・ファンジオ2世以来となる、フルタイムのアルゼンチン人ドライバーを誕生させる。