メルセデスとマクラーレンは2023年もF1リザーブドライバーを共有。シューマッハーが両チームをサポート

 メルセデス、はふたたび公式リザーブドライバーをエンジンカスタマーのマクラーレンと共有することになる。ミック・シューマッハーが、2023年シーズンにランド・ノリスと、ルーキーのオスカー・ピアストリのバックアップになるのだ。

 シューマッハーはハースで2年を過ごした後、2023年のレースシートを失ったが、その後メルセデスと契約した。23歳のシューマッハーは、メルセデスの公式リザーブドライバーとして2023年のすべてのグランプリに同行するが、ブラックリーにあるファクトリーでシミュレーターを使用した開発作業も行う予定だ。

バンドーン、新天地アストンマーティンF1で元僚友アロンソとの再会を喜ぶ「彼とは素晴らしい関係を築いている」

 フェルナンド・アロンソは、F1においてチームメイトとして最も付き合いやすい人物のひとりというわけではない。しかし、マクラーレンでパートナーだったストフェル・バンドーンは、彼と「素晴らしい関係を築けている」と話した。

 バンドーンは2015年にGP2で圧倒的な勝利を収め、マクラーレンにリザーブドライバーとして加入した。そして2016年のバーレーンGPに、前戦の大クラッシュで怪我を負い欠場を余儀なくされたアロンソの代役で出場した。

アルファタウリF1、2023年型『AT04』を初始動、ホンダRBPTのサウンドを公開。角田の3年目のスタートが近づく

 スクーデリア・アルファタウリは、2月1日、2023年型F1マシン『AT04』を初始動した様子を紹介する動画を公開した。

 動画では、イタリア・ファエンツァのファクトリーで、ホンダRBPTのパワーユニットを搭載する2023年型マシンの初始動を行うチームとHRCのスタッフの様子が見られる。ホンダが2021年末でF1活動を終了した後、レッドブル・レーシングとアルファタウリは、ホンダが設計・開発したパワーユニットを、HRCのサポートを受けながら、レッドブル・パワートレインズのパワーユニットとして使用している。昨年はエントリーリストのエンジン名称は『レッドブル・パワートレインズ』だったが、今年は『ホンダRBPT』で登録された。

レッドブル、新型車『RB19』発表会を日本語実況&解説付きで生配信。2月3日23時から

 レッドブル・レーシングは、2月3日にアメリカ・ニューヨークで2023年F1活動発表会を実施し、その中で2023年型F1マシン『RB19』を披露する。開催が差し迫る2月1日、本イベントの模様が日本語の実況解説付きで生配信されることがレッドブルモータースポーツの公式Twitterで明らかにされた。

マクラーレンF1のブラウン、ノリスの実力は「アロンソの僚友としてデイトナ24時間に起用した初日から感じていた」

 マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは、ランド・ノリスはマクラーレンF1チームの中心的存在であり続けるドライバーだと述べており、彼はフェルナンド・アロンソにも匹敵すると見ているという。

「彼はグリッド上の誰にも負けていないと思う」とブラウンは今週末『ESPN』に語った。

「外国のマシンで外国のコースを走ることになるデイトナ24時間に、フェルナンドのチームメイトとして彼を起用した初日からそのことは感じていた」

ヘルムート・マルコ、F1に巨額の買収オファーがあったことを前向きに捉えるもサウジアラビアへの売却には否定的

 レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、サウジアラビアの政府系ファンドがF1買収に関心を示したという最近の報道についての議論に加わった。

 10日前に『Bloomberg』が発表したレポートによると、サウジアラビアの公共投資ファンド(PIF)は、F1の商業権保有者『リバティ・メディア』と暫定的な話し合いを持ったが、リバティは200億ドル(約2兆6000億円)以上と推定されるオファーを拒否したという。

F1ドライバーの政治的発言を取り締まるFIAの方針にボッタスが懸念を示す「僕たちには望むことを話す権利があるはず」

 ドライバーたちが政治的発言をする場としてF1を利用することを、FIAが取り締まることについて、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは懸念を表明した。

 2022年末に、FIAは国際スポーツ法典を改正した。現在では、FIAによる事前の承認なしにドライバーが「政治的、宗教的、個人的声明」を表明または掲示することを禁じる条項が追加されている。FIAによるこの決定は、数年間にわたりF1において政治や環境に関する活動が行われたことを受けてのことだ。ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルらは、レースデーに社会的不公平や不平等、また、環境変化の問題について非難を表明することがしばしばあった。

アルファロメオF1、展示&チャリティ用のアートカーを披露。新タイトルスポンサー『ステーク』のロゴが表示

 アルファロメオF1チーム・ステークは、ドイツ人アーティスト、BOOGIEとのコラボレーションによるカラーリングを施した『アートカー』を発表した。このマシンは何度か展示が行われた後に、チャリティのためのオークションにかけられる。

 赤を基調とした文字を全体に施したこのデザインは、ドイツ生まれでスイス在住のグラフィックアーティストおよびイラストレーターであるBOOGIEによるもの。チームは「この芸術プロジェクトは、単なるPR目的ではなく、ファンとチームの距離を縮めるための活動の始まりである」と述べている。

ハースF1『VF-23』:タイトルパートナー加入で「洗練された」カラーリングに。ミックのスポンサーは消滅、11日に初走行

 マネーグラム・ハースF1チームは1月31日、2023年型F1マシン『VF-23』の新しいカラーリングを発表した。昨年型VF-22は白を基調に赤が配されたデザインだったが、今年は黒の面積が増え、タイトルパートナー、マネーグラムのロゴが大きく配置された。

 P2Pデジタル決済サービスを行うマネーグラム・インターナショナル社のロゴは、フロントウイング、ノーズ、エンジンカバーに大きく飾られている。一方、2021年と2022年に所属したミック・シューマッハーをサポートするドイツの通信事業者1&1のロゴは消えた。

ハースF1、2023年シーズンを戦う新マシン『VF-23』のカラーリングを発表。ブラック基調のデザインに

 1月31日、マネーグラム・ハースF1チームは、2023年型マシン『VF-23』のカラーリングを発表した。

 2022年のハースは、コンストラクターズ選手権を8位で終えた。2022年に新しい技術規則が導入されることを見据えて、2021年シーズンの戦いを諦めてVF-22の開発に力を注いできたハースは、開幕戦で5位に入賞するという最高のシーズンスタートを切った。