来月に控えた2023年のNASCARカップシリーズ開幕戦『デイトナ500』に向け、モトクロスやラリークロスなど2輪4輪の本格競技からエクストリームスポーツまで、あらゆる才能を発揮するアメリカ随一のマルチタレント、トラビス・パストラーナの参戦が決定。トヨタ陣営の23XIレーシングから、ダレル“バッバ”ウォレスJr.と新規加入のタイラー・レディックに並び、3台目のマシンを走らせることがアナウンスされた。
2014年王者で最年長47歳のケビン・ハーヴィック、2023年限りでの現役引退を表明/NASCAR
2014年のNASCARカップシリーズ王者であり、2022年もミシガンとリッチモンドで連勝を飾っているケビン・ハーヴィック(スチュワート・ハース・レーシング/フォード・マスタング)が、チームと共同で1月12日に声明を発表し「2023年シーズンが、4号車での最後のドライブになる」とアナウンスし、改めて今季限りでの引退を表明した。
2022年の中盤から、自身のキャリアに関する将来的な判断を匂わせる発言を繰り返してきた現役最年長ドライバーは、2023年に向けスチュワート・ハースとの契約が結ばれている状況ながら、昨季12月の中旬にも「来季のデイトナが始まる前には、決断を下すことになるだろう」とのコメントを残していた。
2021年NASCAR王者カイル・ラーソン、アロウ・マクラーレンSPから2024年のインディ500参戦へ
2023年シーズンに向けパト・オワードとフェリックス・ローゼンクヴィストの残留に加えて、アレクサンダー・ロッシを迎えて強力な布陣を形成したアロウ・マクラーレンSPは、来季2024年のインディアナポリス500マイルレースでも、4台目のラインアップにビッグネームを加えることを発表した。
NASCARカップシリーズでシボレーのトップチームとして君臨するヘンドリック・モータースポーツ(HMS)に所属し、2021年にはカップ王者にも輝いたカイル・ラーソンを起用し、同じくシボレーエンジンを搭載したダラーラDW12を託すことがアナウンスされた。
ル・マンに特別参加するNASCARシボレー・カマロが2度目のテストを実施「クルマはまだ赤ん坊だ」
1984年の創設以来、アメリカが誇る名門チームとして栄光の歴史を積み重ねてきたヘンドリック・モータースポーツ(HMS)は、最高峰NASCARカップシリーズで通算14回のタイトルを獲得。2022年もチャンピオン防衛を期したカイル・ラーソン(シボレー・カマロ)を筆頭に、同2020年王者チェイス・エリオット、ウイリアム・バイロン、アレックス・ボウマンの強力な4台体制でカップ戦に挑んできた。
そのHMSは先月11月14日より2日間のスケジュールで、バージニア・インターナショナル・スピードウェイ(VIR)を専有し、来季2023年のル・マン24時間参戦に向けた特別枠“ガレージ56”から出場予定のNext-Genベース『シボレー・カマロZL1』の本格テストを実施。その会期を終えた11月16日には『Drones eye view of Hendrick Motorsports’ Campus』と題して、本拠地ファクトリー内を”飛ぶ動画がNASCARの公式チャンネル内にて公開された。