2022年F1シーズンを通して、毎戦全20人のドライバーの評価/採点を行ったベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、シーズン全体を振り返り、独自の視点で2022年のトップ10ドライバーを選出した。10人のドライバーについての彼のレビューを添えて、カウントダウン方式で10位から1位までを紹介していく。
【2022 F1新時代元年の敗者の理由(1)フェラーリ】過去最大級のパワートレインの飛躍とリスク
2022年、F1技術レギュレーションが一新されるにあたり、各チームの序列がリセットされ、新たな戦いが見られることが期待された。結果的にトップグループではレッドブルが独走し、フェラーリとメルセデスは大差で敗れることになった。なぜ彼らは大敗したのか。また、中団以下のチームは、なぜ上位争いに挑むチャンスをつかめなかったのか。その背景を、F1ジャーナリスト、サム・コリンズ氏が分析した(全3回)。第1回はフェラーリに焦点を当てた。
フェラーリF1新代表のバスールにサインツが期待「時間は必要だが、うまくやっていくはず」
マッティア・ビノットの後任としてスクーデリア・フェラーリに加入し、チーム代表兼ゼネラルマネージャーに就任することが決まったフレデリック・バスールについて、ドライバーであるカルロス・サインツが期待を示した。
ザウバーが運営するアルファロメオF1チームの代表を務めたバスールは、2023年1月9日にフェラーリに加入する。チームに新しい人材が入ることが2023年にフェラーリが復調するうえでの助けになると、サインツは考えている。
フェラーリF1の代表交代は「よくわからない」とレッドブルのマルコ。安定性のないチームの弱体化を予想
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、フェラーリはマッティア・ビノットのチーム代表辞任によって弱体化しており、フレデリック・バスールの代表就任によって強化されているわけではないと考えている。
2022年シーズン、フェラーリはようやく本物のタイトル候補として復活を遂げた。しかし残念ながらシーズンが進むにしたがって、ミスや戦略の失敗のせいでフェラーリの挑戦は勢いを失っていき、ライバルのレッドブルがF1の両選手権を制覇することになった。
フェラーリF1、新体制で臨む2023年シーズンのマシンを2月14日に発表へ
スクーデリア・フェラーリは、2023年シーズンを戦うマシンを2023年2月14日に公開すると発表した。
2022年のフェラーリはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツを擁し、シーズン開幕戦ではルクレールが優勝を飾り幸先のいいスタートを切った。サインツもイギリスGPで初のポールポジションを獲得し、レースではキャリア初優勝を決めた。
【超限定スペシャルモデル】フェラーリ デイトナSP3ってどんなクルマ? フェラーリのスーパースポーツカーでスパを走る!
デイトナとスパ フランコルシャンとの出会い。「デイトナSP3」という名称は、伝説の1-2-3フィニッシュを連想させ、1960年代のフェラーリのスポーツプロトタイプにオマージュを捧げたものだ。我々はスパで独占的に何周かさせ […]
ルクレール、2023年は三つ巴でのF1タイトル争いを熱望「メルセデスはとても強力なマシンを持つはず」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、2023年シーズンにメルセデスが上昇を続け、フェラーリとレッドブルとともにF1世界タイトルをめぐる三つ巴の戦いを繰り広げるだろうと考えている。
メルセデスの2022年シーズンは、頻発する新世代マシンのポーパシングで台無しになった。ポーパシングは複雑な空力現象であり、F1のレギュレーション変更をきっかけに発生した。
圧倒 羨望 えっマジか!!? プロが2022年乗って感動したクルマ5選
自動車評論家やライターとなると、さまざまなクルマに乗る機会がある。そこで、2022年に乗ったクルマのなかから最も「感動した」一台につい語ってもらった。ヒストリックカーから、めったに乗る機会がないようなモデルまで登場!!
投稿 圧倒 羨望 えっマジか!!? プロが2022年乗って感動したクルマ5選 は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。
【このクルマなんぼスペシャル】ランキング 史上最も高額で落札された22台 そのうちフェラーリは何台入っているでしょうか?
フェラーリ「ウオーヴォ」は、史上最も高価なクラシックのひとつになるかもしれない。エッグフェラーリのような車は、オークションで、何百万ユーロでも落札される可能性がある。今までの最も高価なクラシックカーのランキングはこちら! […]
フェラーリF1を去るビノット、キャリアのなかで最も困難だった瞬間に“ベッテルに契約終了を告げたこと”を挙げる
フェラーリのチーム代表を退任するマッティア・ビノットは、2020年5月にセバスチャン・ベッテルに電話したことをいつまでも覚えているだろうと述べている。それはビノットのプロとしてのキャリアのなかで直面した「最も困難な仕事」のひとつだったという。
当時、新型コロナウイルスの影響でF1シーズンは大きく混乱し、開幕が4カ月遅れたが、フェラーリはシーズンが始まる前に、2021年のドライバーラインアップについて発表するという異例の決断を下した。この発表は、ベッテルとの契約を更新しないというフェラーリの決断であり、ビノット個人にも影響を与えるものだった。