恒例のJRPA写真展『COMPETITION』が2月7日から東京で、6月20日から大阪で開催へ

 二輪・四輪のモータースポーツシーンの写真を世界各地で撮影するプロフェッショナル・モータースポーツフォトグラファーの日本唯一の団体である日本レース写真家協会(JRPA)が例年開催している恒例の写真展『COMPETITION』が、2023年2月7日(火)からキヤノンギャラリー銀座で、6月20日(火)からキヤノンギャラリー大阪でスタートする。

宮田莉朋のリアルとバーチャルの“二刀流”を支える自宅シミュレーター環境と活用方法

 8月7日に開催された2022年スーパーGT第4戦富士は、シリーズ史上初めて450kmレースが完結した一戦だった。2ピット/3スティントの戦いを制したのは、37号車KeePer TOM’S GR Supraのサッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋で、2位の12号車カルソニックIMPUL Zに対して7.5秒、3位の24号車リアライズコーポレーションADVAN Zを約13秒引き離しての快勝だった。

 しかし、その内実にタイム差ほどの余裕はなく、とくに第2〜3のダブルスティントを担当した宮田には「ガソリンを使うな」、「でも、タイムは上げろ」という難しいタスクが課せられていた。もっとも、それは宮田自身が望む戦い方でもあったという。

【スタッフ選出2022総集編Best 3/スーパーフォーミュラ編】“メガ盛り富士”の悲喜交々と、名バトル後の激情

 2022年シーズンも各カテゴリーで熱戦が繰り広げられたモータースポーツ界。現在は2023年シーズンへ向けた束の間の“充電期間”に入っているわけですが、当企画ではオートスポーツwebの各カテゴリー担当編集が、2022年の戦いを『ベスト3』という切り口で振り返ります。

 まずは全日本スーパーフォーミュラ選手権から。担当Nが、『印象に残ったレース・ベスト3』をセレクトします。

12月19日の『脇阪寿一のSUPER言いたい放題!』は2022年を総決算。野尻智紀&勝田貴元をゲストに

 2014年からファンの皆さんに、よりスーパーGT、そしてモータースポーツに親しんでもらおうとニコニコ生放送でお届けしてきた『脇阪寿一の言いたい放題!』。2019年からは『脇阪寿一のSUPER言いたい放題』としてリニューアルしましたが、12月19日(月)20時から2022年最後の放送となる12月分の放送をお届けします。

弱点克服へ「抱えている問題にメスを入れた」TCS NAKAJIMA RACING。テスト好調も多くは語らず

 12月7〜8日に鈴鹿サーキットで行われた2022年のスーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト。今回はどのセッションでもTCS NAKAJIMA RACINGの2台が上位につける好調な走りを見せたが、彼らはこの2日間で担当エンジニアや車両の入れ替えなど、さまざまな“組み合わせ”を試していた。

 山本尚貴が64号車を担当し、2022年はTEAM GOHでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した佐藤蓮が65号車をドライブする形でテストは始まったが、担当エンジニアが2022シーズン中とは入れ替わり、山本には大湯都史樹を担当していた岡田淳エンジニア、佐藤には山本を担当していた加藤祐樹エンジニアがついた。

■「今まで経験してきたやり方とは違った」と佐藤蓮

“ひっそりと”マシンを交換していたINGING「お互いに有意義な時間」で予想以上の結果を得る

 12月7〜8日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権合同/ルーキーテストで38号車と39号車を走らせたINGING MOTORSPORT。実は2日目午前のセッション3でリザルトには反映されていない密かなマシン交換が行われていたので、そのわけを聞いた。

 2022年シーズンに引き続き、レギュラードライバーの坪井翔が38号車、阪口晴南が39号車というエントリーリストで鈴鹿合同/ルーキーテストに参加したINGING MOTORSPORT。

チャンピオンエンジニアも関心するリアム・ローソンの成熟度「1号車と15号車、どちらのセットも乗れそう」

 12月7〜8日に鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同/ルーキーテスト。多くの新人ドライバーがテストに参加したが、なかでも関係者からの注目を集めていたのは、20歳のレッドブルジュニアドライバー、リアム・ローソンだった。

 過去2シーズン、スーパーフォーミュラと車格の近いFIA F2選手権を経験していることもあり、ミドルフォーミュラからのステップアップ組とは一線を画す存在とも言える。

 今回のMUGENはローソンの15号車1台のみのテスト参加となったが、2021&2022年に野尻智紀とともにタイトルを獲得した一瀬俊浩エンジニアも現場に帯同していた。チャンピオンエンジニアである一瀬氏に、若きルーキーはどう映ったのだろう。テスト2日目の昼、3セッションを終えた段階で話を聞いた。

■器用で細かく、“日本人的”?
運転スタイルが近いのはアレックス・パロウ

笹原右京の“開発能力”を評価するトムス「課題にしっかり応えてくれた」【SF鈴鹿合同/ルーキーテスト】

 12月8日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同/ルーキーテストで、笹原右京がKuo VANTELIN TEAM TOM’Sでの初走行を迎えた。

 笹原は2022年シーズンをホンダ陣営のTEAM MUGENで戦い、2勝を挙げている。そんな笹原がトヨタ陣営で唯一2023年のシートが確定していない36号車に乗り込むとあって、パドックでは大きな注目を集めていた。

 今回、36号車は初日の2セッションをジュリアーノ・アレジが担当。笹原は2日目にマシンを引き継ぎ、午前のセッション3でトップから約1.8秒おくれの18番手。午後のセッション4では最終アタックが完遂できなかったこともあり、リザルトでは同1.1秒おくれの14番手となった。

 走行終了後、トムスの山田淳氏に今回のテストの総括、そして気になる笹原の評価を聞いた。

■「経験を差し引いても、笹原選手の方が少し上手(うわて)」

佐藤蓮がスーパーフォーミュラ鈴鹿合同/ルーキーテストの総合トップタイムを記録。宮田莉朋が僅差の2番手

 12月8日、三重県の鈴鹿サーキットで2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権合同/ルーキーテストのセッション4が行われた。今回のテスト最後の走行時間となる2日目午後のセッション4では、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)が1分35秒332という2日間通じての最速タイムを記録した。2番手には宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、3番手には山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が続いている。

 12月7日からスタートしたスーパーフォーミュラの合同/ルーキーテストは2日目最後のセッション4を迎えた。晴天に恵まれた午前と変わり、鈴鹿サーキット上空はうっすらと雲に覆われ、気温は手元の計測で15度と、午前よりも上昇したものの太陽が陰り少し肌寒いコンディションになった。

日本でのキャリアを切望するラウル・ハイマンとイゴール・フラガ「いつ入国できるかを常にチェックしていた」

 12月7〜8日に鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラの合同&ルーキーテスト。ここ数年続いていたコロナ禍に伴う入国の水際対策も緩和され、外国人ドライバーのテスト参加も増えている今回だが、その中でもフォーミュラ・リージョナル・アメリカズ(FRA)でチャンピオンを獲得し、スーパーフォーミュラへ挑戦するスカラシップを獲得したラウル・ハイマンにとっては、夢が叶った2日間だという。