100周年大会は記念祝典も多数。2023年ル・マン24時間のレースウイーク・スケジュールが決定

 2023年、第1回大会の開催から数えて100年を迎えるル・マン24時間レース。WEC世界耐久選手権の第4戦として、6月10〜11日に決勝レースが開催されることはすでに発表されていたが、ACOフランス西部自動車クラブは12月14日、そのレースウイークのスケジュールを発表した。

新時代を迎える2023年IMSAデイトナ24時間のエントリーリスト発表。GTPクラスのLMDh車両は9台

 北米でスポーツカーレースを統括するIMSAは12月15日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで2023年1月28〜29日に開催するウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦『ロレックス24(デイトナ24時間レース)』のエントリーリストを発表した。5クラス・60台の車両が名を連ねている。

テストでトラブル発生も、ウィットマンとエングはBMWの進歩を楽観視「心配することではない」

 BMWワークスドライバーのフィリップ・エングとマルコ・ウィットマンは、先週デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われたIMSA公認テストを終えたBMW MチームRLLの進歩に楽観的であり、最近の耐久テストの失敗の影響についても問題視していない。

 エングとウィットマンはともに、2台のBMW MハイブリッドV8で周回を重ねた6人のドライバーのうちのひとりだった。

なぜカタール? WEC首脳陣に新規開催地の選定理由を問う「金儲けだけでなく、レースへの愛が必要」

 WEC世界耐久選手権の首脳陣は、2024年シーズンの開幕戦としてカタールで6時間レースを行う理由について説明した。

 12月12日に発表されたように、シリーズはカタールの首都ドーハ近郊に位置するロサイル・インターナショナル・サーキットと6年間の開催契約を結んだ。2024年については、開幕戦としての開催も合わせて発表されている。

 WECのフレデリック・ルキアンCEOは、8戦が予定されている2024年のカレンダーにカタールが追加されたのは財政的な要因であることを認めた。

バッサー・サリバン、2023年も2台のレクサスRC FでIMSA GTDプロ/GTDクラスに参戦

 バッサー・サリバンは、来季2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTDクラスキャンペーンにアーロン・テリッツとフランキー・モンテカルボを起用することを確認した。

 チームの共同オーナーであるジミー・バッサーとジェームス・サリバンによる共同声明によると、このふたりは2年連続で12号車レクサスRC F GT3のステアリングを共有することになり、開幕戦デイトナ24時間を含むミシュラン・エンデュランスカップでの残りのラインアップは「今後数週間の内」に発表される予定であるという。

フェラーリ499P、初の耐久テストを実施。信頼性の問題が発生するも「普通のこと」と明言は避ける

 フェラーリのスポーツカー・レーシングディレクター、アントネッロ・コレッタによれば、フェラーリは先日、2023年のWEC世界耐久選手権に投入する新型ル・マン・ハイパーカー『499P』で初の耐久テストを行ったという。さらに、3月のハイパーカー・デビューまでに2度目の長距離走行を計画している。

ランボルギーニ、日本の根本悠生をヤング・プロフェッショナル・ドライバーに選出

 12月13日、ランボルギーニは、同社のGT3ジュニア・プログラムに所属する根本悠生、ダニー・フォーマル、マキシミリアン・ポールの3名を、ヤング・プロフェッショナル・ドライバーに選出したと発表した。

 ランボルギーニのモータースポーツ部門『スクアドラ・コルセ』は、11月7〜8日にポルトガル・ポルティマオのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで、同社の育成ドライバーを対象としたシュートアウトを実施。GT3ジュニア・プログラムからは15名、ヤング・ドライバー・プログラムからは23名のドライバーが参加した。

WECセブリング、カタールでの2024年開幕が決定も開催計画は変わらず。問題はロジスティクス

 WEC世界耐久選手権のボスであるフレデリック・ルキアンと、ACOフランス西部自動車クラブ会長のピエール・フィヨンは、2024年の開幕戦にカタールが追加されたにもかかわらず、セブリング・インターナショナル・レースウェイでのラウンドが「計画に含まれている」と主張している。

 12月12日(月)の夜、ドーハで発表されたWECとロサイル・インターナショナル・サーキットとの6年間の契約は、シリーズの開幕戦が2月下旬から3月上旬の間にカタールで行われることを合意するものだった。

2023年のWECハイパーカー復帰を目指すグリッケンハウス、ル・マンの参加を明言も開幕戦出場は未確定

 グリッケンハウス・レーシングは、2023年のWEC世界耐久選手権にシングルカー体制で参戦し、ハイパーカークラスに復帰することを目指している。

 ジム・グリッケンハウスはSportscar365に対し、彼の名を冠したチームが、7月のモンツァ6時間レースでリタイアして以来、シリーズに出場していない『グリッケンハウス007 LMH』のレース復帰を計画していることを認めた。

WEC、2024年開幕戦をカタールで初開催へ。ロサイル国際サーキットと6年間の契約を締結

 WEC世界耐久選手権は12月12日、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットと2024年からの6年間にわたるイベント開催契約を締結したと発表した。同シリーズにとってはバーレーンに続く中東での開催となり、日程は未定ながら2024シーズンは開幕戦として開催するという。