走行距離の項目は“合格”BMW、多数のトラブルに見舞われながらも2台揃って完走/デイトナ24時間

 BMW Mモータースポーツの責任者であるアンドレアス・ルースは、BMW MハイブリッドV8がデビューしたデイトナ24時間レースについて、2台の新型LMDhカーにとって「タフで難しいレースだった」としながらも、走行距離に関しては「チェックボックスに印を付けられる」つまり、当該項目を満たしたと考えている。

 24号車BMW MハイブリッドV8は、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦で優勝したメイヤー・シャンク・レーシングの60号車アキュラARX-06から15周遅れ、総合6位/GTPクラス6位でフィニッシュした。また、BMW MチームRLLの姉妹車25号車は、序盤にハイブリッドシステムに問題が発生した影響で130周以上ロスし、総合49位でのフィニッシュとなった。

【動画】24時間の激闘を6分半で振り返る。IMSA開幕戦デイトナ24時間 ハイライト

 アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで、1月28~29日に開催された『第61回ロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間)』の決勝レースダイジェストが、IMSA公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@imsaofficial)で公開されている。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権が2023年もデイトナ24時間レースで幕を開けた。同シリーズは今季からDPiクラスに替わる新たなクラスとして、GTPの名を30年ぶりに復活させトップカテゴリーに位置づけている。このGTPでは、WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスにも参戦可能な“LMDh”プラットフォームを用いた新型マシン4車種が登場。初陣となったデイトナには計9台がグリッドに並んだ。

史上初の3年連続優勝/ウィンワードの鬼門/グロージャン次戦も登場etc.【デイトナ24時間決勝Topics】

 1993年以来30年ぶりに復活したGTPクラスの下、ついに登場した4メーカーのLMDhカーによって総合優勝が争われた2023年のデイトナ24時間レース。ポルシェ、アキュラ、キャデラック、BMWの新型ハイブリッド・プロトタイプカーのデビュー戦は既報のとおり、メイヤー・シャンク・レーシングw/カーブ・アガジャニアンの60号車アキュラARX-06が制し、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権“新時代”の記念すべき1ページ目にその名を残している。

 そんな第61回ロレックス24・アット・デイトナの決勝レース後のトピックスをお届けする。

これぞデイトナ。最終ラップ0.016秒差の逆転劇に「息を殺した」と勝者アレン/IMSA開幕戦

 プロトン・コンペティションのドライバーであるジェームス・アレンは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦『デイトナ24時間レース』のLMP2クラスでベン・ハンリー駆る04号車オレカ07・ニッサン(クラウドストライク・レーシング・バイ・APR)を破る“ハナ差”のフォトフィニッシュを決めた際、終始息を殺していたと語った。

 プロトンの55号車オレカ07・ニッサンを、フレッド・プアダッド、フランチェスコ・ピツィ、ジャンマリア・ブルーニとシェアしたアレンは、LMP2初参戦のドイツチームに激戦の末、プロトタイプカテゴリーでの初優勝をもたらした。

敗戦もV-LMDhの信頼性に「感動した」とキャデラック陣営。課題はペース不足/デイトナ24時間

 チップ・ガナッシ・レーシング(CGR)とアクション・エクスプレス・レーシング(AXR)は、デイトナ24時間レースでGTPクラスデビュー戦の優勝を逃したものの、新型LMDhプロトタイプカー『キャデラックV-LMDh』の信頼性に勇気づけられたという。

 キャデラック・レーシングを運営するCGRの2台と、ウェーレン・エンジニアリング・レーシングのバナーの下でIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2023年シーズン開幕戦を戦ったアクション・エクスプレスの1台は、他のLMDhメーカー3社とは異なり車両に大きな遅れを生じさせるトラブルなくレースを完走した。

新生GTPを60号車アキュラが制す。周回遅れから挽回のWTRとともに1-2達成【デイトナ24時間決勝レポート】

 1月28日(土)13時40分にスタートが切られた第61回ロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)は、翌29日(日)13時40分過ぎにフィニッシュを迎え、GTPクラスのトップチェッカーを受けたメイヤー・シャンク・レーシングw/カーブ・アガジャニアンの60号車アキュラARX-06(トム・ブロンクビスト/コリン・ブラウン/エリオ・カストロネベス/シモン・パジェノー組)が総合優勝を飾った。

 今季もアメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで幕を開けたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権。この2023年にWEC世界耐久選手権のハイパークラスにも参戦可能な“LMDhプラットフォーム”を用いた新型車両が登場した同シリーズでは、従来のDPiクラスから置き換えられたGTPクラスにアキュラ、キャデラック、ポルシェ、BMWの4メーカーが参加し、開幕ラウンドのグリッドには計9台のハイブリッド・プロトタイプカーが並んでいる。

【動画】LMDhの走りをひと足先に。ポルシェ、BMW、アキュラ、キャデラックによるデイトナテスト

 2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で走り出す、新しいプロトタイプカー4車種の走りを見ることができるショートムービーが、IMSA公式YouTubeチャンネルで公開されている。

 今季2023年シーズンのウェザーテック・スポーツカー選手権は、2017年から昨季2022年まで続いたDPiクラスに代わるGTPクラスが新設され、ここにキャデラック、BMW、ポルシェ、そして王者アキュラの新型LMDhマシンが登場する。

新時代を迎える2023年IMSAデイトナ24時間のエントリーリスト発表。GTPクラスのLMDh車両は9台

 北米でスポーツカーレースを統括するIMSAは12月15日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで2023年1月28〜29日に開催するウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦『ロレックス24(デイトナ24時間レース)』のエントリーリストを発表した。5クラス・60台の車両が名を連ねている。

嬉しい悲鳴、LMDh元年のデイトナ24時間で“定員オーバー”現行シリーズ初の事態に/IMSA

 IMSAのジョン・ドゥーナン代表は、ウェザーテック・スポーツカー選手権2023年シーズンのオープニングである1月のデイトナ24時間レースが“定員オーバー”となっている状況を認め、約10年ぶりにリザーブリストを活用することを確認した。

 ドゥーナンによると、LMDhプロトタイプの新時代を開くGTPクラスのデビューレースとなるIMSA開幕戦は、延べ70を超えるエントリー台数を記録。このため選考委員会が61台のグリッドを形成する予定であることを明らかにした。

LMDhほぼ全車にトラブル/GTPの新燃料/もっと早く始めればよかった醸造所etc.【GTPデイトナテスト最終日Topics】

 12月6日から始まったデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでのIMSA公認テストの2日目。7日(水)も前日と同じく、2台のアキュラARX-06が非公式タイムながらトップ2を占め好調をアピールした。また、テスト初日のセッションではタイムを記録しなかったマシンも走行を開始し、7週間後に迫ったIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースに向け、着々と準備が進められている。そんなGTPデイトナテスト最終日のパドックから、各種トピックスをお届けする。

■24号車BMWと01号車キャデラックが初走行