新型プラドにも好影響!? ダカールラリーでハイラックス連覇の快挙……そこに隠れるトヨタの「もっといいクルマづくり」

 16日間、8500kmを競うダカールラリーが閉幕した。世界一過酷なラリーとしても知られるダカールラリー。2023年はサウジアラビアで開催され、トヨタが日本勢としては多くの功績を収めた。市販車開発にも大きな影響を与えるダカールラリーを振り返…

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カルロス・サインツ、ダカールラリー9日目のクラッシュで背骨2箇所を骨折。帰国後の再検査で判明

 1月15日に閉幕した2023年のダカールラリーに自身4度目となる総合優勝を目指して参戦したカルロス・サインツは翌16日、自身のSNSで大会中のアクシデントにより背骨を2箇所骨折していたことを明らかにした。

 WRC世界ラリー選手権で2度ワールドチャンピオンとなっている60歳のレジェンドは、2022年に引き続きチーム・アウディスポーツの一員として“世界一過酷なラリー”として知られるダカールラリーに参戦した。

ダカール2連覇のアル-アティヤ「最高の気分。多くの人に感謝したい」トヨタGRは3台全車がトップ5入り

 1月15日、2022年の大晦日から16日間にわたって激戦が繰り広げられたダカールラリー2023がフィニッシュを迎えた。世界一過酷なラリーとして知られるイベントに計3台の『GRダカールハイラックスT1+』で参戦したTOYOTA GAZOO Racingは、競技3日目にトップに立って以来、最終日まで順位を守ったナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組が後続を1時間20分以上引き離す圧勝で大会2連覇を達成。通算5勝目を挙げた。

 チームメイトのジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組は総合4位でフィニッシュし、ダカールラリー3度目の挑戦となったヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組が総合5位で続いた。TOYOTA GAZOO Racingは参戦車3台がいずれもトップ5フィニッシュを果たす強さを見せた。

トヨタ、ダカールラリー連覇「挑み続けることで“もっといいクルマ”に」豊田章男社長コメント全文

 2022年12月31日から年を跨いで2023年1月15日にかけて、サウジアラビアを舞台にW2RC世界ラリーレイド選手権開幕戦『第45回ダカールラリー2023』が行われ、TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組(GRダカールハイラックスT1+)が前年大会に続く2連覇を達成した。同ラリーの終了後、トヨタ自動車の豊田章男社長よりコメントが発表された。

 豊田社長のコメントには3台体制で大会連覇を目指したTOYOTA GAZOO Racingに向けたメッセージのほか、四輪市販車部門に新型トヨタ・ランドクルーザー・GRスポーツを投入し、ロナルド・バソ/ジャン・ミッシェル・ポラト組と、三浦昂/ローラン・リシトロイシター組がワン・ツーでクラス10連覇を決めたチームランドクルーザー・トヨタオートボデーに対するコメント、さらにトラック部門10位でフィニッシュした日野チームスガワラの菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組(日野600ハイブリッド)を労う言葉が含まれている。

王者トヨタ、3台体制で臨むダカールラリーで大会連覇を狙う「2023年も勝ちたい」とアル-アティヤ

 2022年のダカールラリーと、同年にスタートしたW2RC世界ラリーレイド世界選手権を制したTOYOTA GAZOO Racingによる2連覇を目指す挑戦がいよいよスタートする。

“世界でもっとも過酷なラリーレイド”として知られる、ダカールラリーの開幕を直前に控えたTOYOTA GAZOO Racing(TGR)。前回大会に続く2大会連続優勝を目標に、計3台のGRダカールハイラックスT1+で砂漠のレースに挑むチームは、ラリーのスタート地であるサウジアラビア西海岸の都市ヤンブ北部のシーキャンプで車両を組み上げた。5日後に開幕するダカールラリー2023に向け、チームはこの後シェイクダウンを行い本番に備えた最終チェックを実施する。