ニキータ・マゼピン、2月にアジアン・ル・マン・シリーズに出場へ。99レーシングからLMP2クラスに参戦

 元F1ドライバーのニキータ・マゼピンは、来月ドバイで開催されるアジアン・ル・マン・シリーズの新シーズン開幕戦において、ふたたびレーシングマシンのステアリングを握ることになる。

 23歳でロシア出身のマゼピンは、GP3とFIA F2を経て2021年にハースでF1のシートを獲得したが、これは彼の父親の会社『ウラルカリ』社とチームとのスポンサー契約のおかげでもあった。しかしロシアがウクライナに侵攻したことから、すぐにFIAはロシア国籍のすべてのドライバーと企業に対し制裁措置を取った。ハースは昨年の初めにマゼピンを放出し、代わりにケビン・マグヌッセンを起用。ハースとウラルカリ社とのタイトルスポンサー契約も解除された。

これぞデイトナ。最終ラップ0.016秒差の逆転劇に「息を殺した」と勝者アレン/IMSA開幕戦

 プロトン・コンペティションのドライバーであるジェームス・アレンは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦『デイトナ24時間レース』のLMP2クラスでベン・ハンリー駆る04号車オレカ07・ニッサン(クラウドストライク・レーシング・バイ・APR)を破る“ハナ差”のフォトフィニッシュを決めた際、終始息を殺していたと語った。

 プロトンの55号車オレカ07・ニッサンを、フレッド・プアダッド、フランチェスコ・ピツィ、ジャンマリア・ブルーニとシェアしたアレンは、LMP2初参戦のドイツチームに激戦の末、プロトタイプカテゴリーでの初優勝をもたらした。

アキュラがLMDh新時代初戦のポールポジションを獲得。僅差でポルシェが続く/デイトナ24時間予選

 1月22日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで、2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースの予選が行われ、メイヤー・シャンク・レーシングの60号車アキュラARX-06(トム・ブロンクビスト/コリン・ブラウン/エリオ・カストロネベス/シモン・パジェノー)が最速タイムを記録。WEC世界耐久選手権と共通の新規定『LMDh』が導入された2023シーズン、記念すべき最初のポールポジションを獲得した。

19歳の女性ドライバーがWECデビューへ。体制拡大のプレマが2023年ラインアップを一部発表

 1月10日、イタリアのプレマは2023年のWEC世界耐久選手権に参戦する同チームのドライバーとして、ドリアーヌ・ピンとファン・マヌエル・コレアを起用すると発表した。

ポルシェ963プログラムと並行してLMP2参戦のJOTAが布陣固める。フィッティパルディが新加入

 ピエトロ・フィッティパルディとデビッド・ハイネマイヤー・ハンソンが、2023年のWEC世界耐久選手権に参戦するJOTAに参加し、オリバー・ラスムッセンと28号車オレカ07・ギブソンのステアリングをシェアすることが決まった。

 ハースF1チームのリザーブドライバーを務めたフィッティパルディと、2014年のLMGTEアマクラスチャンピオンであるハイネマイヤー・ハンソンがイギリスの強豪チームに加わった。

ジャービス、シャヒン、パターソンが2台目をシェア。ユナイテッドAS、アジアン・ル・マンの布陣確定

 AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズに参戦するユナイテッド・オートスポーツは12月19日、2台目のオレカ07ギブソンのドライバーに、オリバー・ジャービス、ヤッサー・シャヒン、ガーネット・パターソンを起用すると発表した。

 ジャービス、シャヒン、パターソンのトリオは、2023年2月に開催される4ラウンドのシーズンにおいて、すでに発表されたフィル・ハンソン、ポール・ディ・レスタ、ジム・マクガイアがシェアするユナイテッドの22号車とともに、英米チームの23号車のパイロットを務めることになる。

オリバー・ジャービス、デイトナ24時間に参戦へ。優勝経験持つEraモータースポーツに加わる

 元マツダ・ファクトリードライバーであるオリバー・ジャービスが、来月1月に行われる2023年シーズン開幕戦デイトナ24時間レースにLMP2ドライバーとして参加することが決定した。

 2022年にはメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)のアキュラARX-05を駆り、コンビを組んだトム・ブロンクビストとともにIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権DPiクラスのシリーズチャンピオンを獲得したジャービス。