WEC世界耐久選手権は12月12日、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットと2024年からの6年間にわたるイベント開催契約を締結したと発表した。同シリーズにとってはバーレーンに続く中東での開催となり、日程は未定ながら2024シーズンは開幕戦として開催するという。
2023モータースポーツファン感謝デーの開催が決定。鈴鹿サーキットで3月4~5日実施へ
12月9日、ホンダモビリティランドは『2023鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー』の開催が決定したと発表した。開催日は2023年3月4~5日、会場は三重県の鈴鹿サーキットだ。
例年モータースポーツシーズンの開幕を直前に控えた3月に開催されている鈴鹿サーキット・ファン感デーが、2023年も日本が世界に誇るグランプリサーキットで実施される。
WECからLMP2が消滅か、FIAとACOが2024年廃止の可能性を示唆。新規定は2026年に先送り
12月7日、イタリアのボローニャでFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会合が行われ、新しいLMP2レギュレーションの導入が2026年まで延期されることが発表された。これによりプロ・アマベースの次世代プロトタイプの立ち上げが当初の予定からさらに1年先延ばしされることとなった。
FIA国際自動車連盟とACOフランス西部自動車クラブは、WEC世界耐久選手権での同クラスの廃止を明確にはしていないが、2024年からWECのグリッドに「合理的な調整」が行われ、ハイパーカーとLMGTEに代わる新しいGTカテゴリーとして発表された“LMGT3”クラスが優先されると表明している。
WEC、2023年から新たな予選システムを導入。タイヤウォーマーの禁止に参入時の台数制限も
WEC世界耐久選手権は、来年2023年シーズンから15分×3セッションからなる、新しい予選システムを導入する。
12月7日(水)にイタリア・ボローニャで行われたFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)で承認された2023年スポーツレギュレーションの一部として、「予選をより分かりやすく、競技者に充分な走行時間を保証し、タイム計測のための最適条件のウインドウを広げる」ことを目的に変更が確認された。
2024年からの新クラス名は『LMGT3』に。プレミアムキットは「許可されるが必須ではない」/WEC
12月7日に、イタリア・ボローニャで行われたFIAワールド・モータースポーツ・カウンシルでの承認により、2024年からWEC世界耐久選手権とル・マン24時間レースに導入されるGT3ベースの新クラスは『LMGT3』と呼ばれることになった。
いわゆる“プレミアムキット”については、「許可されるが必須ではない」とされている。
■迷走の結果? 以前のコメントとは矛盾も
平川亮、2023年は“欧州移住”で2カテゴリー参戦を継続「しっかり覚悟を決め」競争激化の年へ挑む
2022年シーズンはWEC世界耐久選手権と全日本スーパーフォーミュラ選手権の2カテゴリーに参戦、WECではTOYOTA GAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッドを駆り、最高峰カテゴリーへのデビューイヤーながら世界選手権王者となった平川亮。すでにトヨタから発表があったとおり、2023シーズンも同様の体制でふたつのカテゴリーへと参戦を継続する。
2022年は日本をベースにWECのイベントへと赴いてきた平川だが、2023年からは欧州にベースを置くことになるという。飛躍の年となった2022年の振り返り、そして2023年シーズンへの展望を含め、スーパーフォーミュラの合同/ルーキーテストが行われている鈴鹿サーキットで、平川に話を聞いた。
ポルシェ963、カスタマー車両のデビューは早くてWEC第3戦か「計画は常に変化している」
ポルシェのLMDhディレクターであるウルス・クラトレによると、ポルシェはカスタマー向けのLMDh車両『ポルシェ963』のデリバリーを、2023年4月末まで行わないことを決定した。
ポルシェ・モータースポーツのボスであるトーマス・ローデンバッハは先月、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のデイトナ24時間レース(2023年1月)のグリッドにプライベーターのポルシェ963が並ぶのは「非常に厳しい」と述べていたが、それを受けての展開である。