BMW陣営に移ったチームWRTが鮮烈な“デビュー”ウイン。バレンティーノ・ロッシ組も3位に/ドバイ24時間

 1月14〜15日、『24Hシリーズ』の一戦に数えられる『ハンコック・24H・ドバイ(ドバイ24時間レース)』がアラブ首長国連邦・ドバイに位置するドバイ・オートドロームで行われ、チームWRTの7号車BMW M4 GT3が優勝。モハメド・アル・サウド/ディエゴ・メンチャカ/ジャン・バティスト・シメナウアー/イェンス・クリングマン/ドリス・ファントール組が、今季よりアウディからBMW陣営へと移ったチームWRTの“デビュー戦”に、勝利をもたらした。

GTDプロにBMWが追加参戦。ターナー・モータースポーツが95号車M4 GT3の出場クラスを変更

 ターナー・モータースポーツは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のチームラインナップにブルーノ・シュペングラーを加え、95号車BMW M4 GT3をデイトナ24時間でGTDプロクラスに移行させることを確認した。また、残りのIMSAミシュラン・エンデュランスカップ・ラウンドにもGTDクラスから参戦する見込みだ。

 この決定により、1月28~29日にアメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される24時間レースでは、GTDプロに参加するメーカーが9つとなり、8車種9台によって争われることとなる。

「LMDhがキーポイントではない」と5年ぶりにBMW復帰のマキシム・マルタン

 2023年、BMWのファクトリードライバーに復帰するマキシム・マルタンは、BMWが掲げる「レースに関する長期的なビジョン」に突き動かされたことが復帰の理由であると語った。

 ベルギー籍のマルタンは、2013年から2017年にかけてBMWに所属しており、今回は2度目の在籍となる。

優勝後に苦闘したロングランでの“センシティブ”な一面【2022年GT300“反省”レビュー(2)Studie BMW M4】

 2022年シーズンは、劇的な形でタイトル争いが決着したスーパーGT・GT300クラス。ここでは、光るところを見せながらも最終戦を前に事実上のタイトル争いから脱落してしまった陣営に、『反省』や『タラ・レバ』などを含めて、2022シーズンを総括してもらった。

 第2回は、新型GT3車両『BMW M4 GT3』の導入とミシュランタイヤの装着、そしてBMWワークスドライバーであるアウグスト・ファーフス起用により開幕前から注目を集めていたStudie BMW M4陣営だ。

■Q1落ちは一度だけ。予選では速さを発揮も……

BMW、バレンティーノ・ロッシとワークスドライバー契約を結ぶ。チームWRT以外のプログラムは後日発表

 BMW Mモータースポーツは12月22日、元MotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシとファクトリードライバー契約を結んだと発表した。これによりロッシは、すでに発表されているチームWRTとのプログラム以外のレースにも参戦できることになった。

バレンティーノ・ロッシ、BMW M4 GT3でバサースト12時間デビューへ。WRT46号車のカラーリングも発表

 12月16日、チームWRTは2023年にBMW M4 GT3を走らせるシリーズ/レースにおけるドライバーラインアップを発表した。既報のとおり『BMW Mチーム WRT』としての公式デビューは2月4〜5日のリキモリ・バサースト12時間レースとなるが、元MotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシが同イベントへ初出場することが明らかとなった。

BMW、東京オートサロン2023でスーパーGT車両BMW M4 GT3や日本初公開モデルを展示

 12月15日、BMWは2023年1月13~15日に千葉県の幕張メッセで開催される東京オートサロン2023の出展概要を発表した。

 写真映えする巨大キドニーグリルを設置するBMWブースには日本初公開モデルの展示が予定され、多くのステージ・コンテンツを実施するという。

BMW陣営に加わるチームWRT、2023年の“ダブルプログラム”が確定。公式デビューはバサースト12時間

 12月8日、BMW Mモータースポーツは、チームWRTが2023年にBMW M4 GT3で“ダブルプログラム”を開始し、ファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSと、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ・パワード・バイ・ピレリの一部レースに参戦することを明らかにした。