2月2日、静岡県の富士スピードウェイで、スーパーGT GT500クラスに参戦する7台の車両が参加し、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)主催のメーカーテストがスタートした。トヨタGRスープラ勢は参加していないが、ニッサンZ GT500は3台、ホンダNSX-GTは4台が参加し、オフのメーカーテストが本格化している。
3連覇とダブル王者狙う野尻智紀「刺激的なチームメイト」大湯加入とARTA2台体制で高まるプレッシャー
12月12日、ホンダの2023年参戦体制発表会において明らかとなった、スーパーGT・GT500クラスのラインアップ。5台中3台でドライバーコンビが変更されることとなったが、中でも大きな変化となったのがARTA陣営だ。
これまで8号車の1台体制で戦ってきたARTAだが、2022年までTEAM Red Bull MUGENとして戦ってきた16号車が加わる形となり、1チーム2台体制となった。そして昨年まで8号車をドライブしていた福住仁嶺が16号車に移り、Modulo Nakajima Racingから移籍する形となった大津弘樹と新たにコンビを組むことに。
そして8号車野尻智紀の相方としては、TEAM Red Bull MUGENから大湯都史樹が加入。スーパーフォーミュラで2年連続王者となった野尻、そして近年抜群の速さを見せてきた大湯のコンビとあって、チャンピオン奪還を「必達目標」(HRC渡辺康治社長)とするホンダが大きな期待をかけられた1台であることはラインアップからも見て取れる。さらに、発表資料では触れられていないものの、8号車、16号車ともにメンテナンスはMUGENとなり、タイヤは2台ともブリヂストンを履くことも、関係者への取材で明らかになった。
■「彼の方が速く走る状況が多いのではないか」
大湯都史樹、まさかのスーパーフォーミュラ記載なし「それが事実です。僕もびっくりしました」複雑な心境を吐露
12月12日、例年よりも約1カ月早まって発表されたホンダの2023年モータースポーツ活動計画。国内の四輪、二輪を中心に2023年のラインアップが発表されたが、そのなかでも今回一番のサプライズとなったのが、全日本スーパーフォーミュラ選手権の体制概要のなかで大湯都史樹、大津弘樹、笹原右京の名前がなかったことだ。大津については事前に噂が挙がり、笹原は先日の鈴鹿ルーキーテストでトムスから参加したことで移籍の推察がされていたが、大湯についてはまったくのサプライズだった。その大湯に、発表会の場で聞いた。