嬉しい悲鳴、LMDh元年のデイトナ24時間で“定員オーバー”現行シリーズ初の事態に/IMSA

 IMSAのジョン・ドゥーナン代表は、ウェザーテック・スポーツカー選手権2023年シーズンのオープニングである1月のデイトナ24時間レースが“定員オーバー”となっている状況を認め、約10年ぶりにリザーブリストを活用することを確認した。

 ドゥーナンによると、LMDhプロトタイプの新時代を開くGTPクラスのデビューレースとなるIMSA開幕戦は、延べ70を超えるエントリー台数を記録。このため選考委員会が61台のグリッドを形成する予定であることを明らかにした。

グロージャンがランボルギーニ入り。インディカーと並行して耐久レースに参戦、LMDh開発も担う

 元F1ドライバーのロマン・グロージャンが、ランボルギーニのワークスドライバーに就任した。2022年はNTTインディカー・シリーズで2年目のシーズンを過ごした彼は、イタリアのスーパーカーブランドが2024年にプロトタイププログラムを開始するのに先立ち、LMDh提携チームであるアイアン・リンクスの『ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2』で、2023年1月に開催されるデイトナ24時間レースにデビューすることになった。

 36歳のグロージャンは、来季2023年も引き続きアンドレッティ・オートスポートのフルタイムドライバーとしてインディカー・シリーズに参戦する。その一方で、ランボルギーニのワークスドライバーであるアンドレア・カルダレッリ、ミルコ・ボルトロッティ、そしてまだ発表されていないもうひとりの同僚とともに、アイアン・リンクスによるGTDプロキャンペーンの下、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦に参加する。