メルセデスとマクラーレンは2023年もF1リザーブドライバーを共有。シューマッハーが両チームをサポート

 メルセデス、はふたたび公式リザーブドライバーをエンジンカスタマーのマクラーレンと共有することになる。ミック・シューマッハーが、2023年シーズンにランド・ノリスと、ルーキーのオスカー・ピアストリのバックアップになるのだ。

 シューマッハーはハースで2年を過ごした後、2023年のレースシートを失ったが、その後メルセデスと契約した。23歳のシューマッハーは、メルセデスの公式リザーブドライバーとして2023年のすべてのグランプリに同行するが、ブラックリーにあるファクトリーでシミュレーターを使用した開発作業も行う予定だ。

メルセデスF1代表、若くして父親を亡くした経験がその後の人生に影響を与えたと明かす「自分の人生をよくしたいと思った」

 メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、子供の頃に父親を亡くしたことで家族が経済的に厳しい状況に陥った経験が、最終的に「自分のためによりよい人生を歩む」という決意を強めることになったと述べている。

 1972年にウィーンの家庭に生まれたウォルフは、脳腫瘍との長い闘病生活を送っていた父親を15歳で亡くすという悲劇に見舞われた。医師だったウォルフの母親は、ウォルフとウォルフの姉妹を養育するために最善を尽くしたが、やりくりするのは困難なことだった。

ラッセル、“F1キャリアの異なる段階”にいるハミルトンとは衝突しないと主張「僕たちは時間が経つごとに親密になる」

 ジョージ・ラッセルは、2023年にたとえメルセデスが勝てるようになって、ふたたびドライバーたちがレース優勝とタイトル争いに加わるようになっても、チームメイトのルイス・ハミルトンと衝突するリスクはないと主張している。

「もし僕たちの関係が崩れ始めたらチームに影響が出て、最終的には一巡して僕たちに影響することになる」と先月ラッセルは語った。

年間最多新記録15勝をマークしたフェルスタッペン、その勝率は歴代何位?/2022年F1数字考第1回

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の圧勝に終わった2022年のF1。そこで生まれた“数字”についてのアレコレを全3回予定で考えてみたい。記録という枠だけにとらわれず、数字で考えられる部分を探っていこうという趣向だが、やはり数字の代表格は記録である。まず第1回はフェルスタッペンが樹立した年間最多勝記録に関する数字について、掘り進めていく。

メルセデスF1との契約延長に前向きな姿勢を見せてきたハミルトン。新たに2年契約の締結を要求か

 7度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、メルセデスとの2年契約の締結を求めており、契約金額は1億4200万ユーロ(約196億円)だと噂されている。

 ハミルトンとメルセデスとの話し合いの機密性を考慮すれば、高額の新契約の数字は鵜呑みにはできないが、この契約は2024年と2025年をカバーするもので、ハミルトンのF1における最後の期間になる可能性がある。フランスのスポーツビジネス系ウェブサイト『Sportune』によると、ハミルトンの報酬がシーズンあたり7000万ユーロ(約97億円)になれば、現在の年間4500万ユーロ(約62億円)の契約から大幅に上昇することになる。

メルセデスF1加入のミック・シューマッハーが喜びを語る。父ミハエルが在籍したチームへの思いも

 メルセデスF1は、2023年シーズンからチームに加入するミック・シューマッハーの移籍後初インタビューの模様を公式YouTubeチャンネルで公開した。

 ミック・シューマッハーはF1デビュー以来2年を過ごしたハースを離れ、来シーズンはメルセデスのリザーブドライバーに就任することになった。心機一転、メルセデスのウェアに身を包んだミックはファクトリーでのインタビューに応え、まずこのチームに加入した喜びを語った。

戦略責任者ボウルズの離脱に備えてきたメルセデスF1。代表は「突如チームが弱体化することはない」と主張

 メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウォルフは、チーフストラテジストのジェームズ・ボウルズが退任しても、その職務を継承する計画を数年前から既に実施済みなので、メルセデスが弱体化することはないと述べた。

 1月13日、ウイリアムズ・レーシングはヨースト・カピートの後任として、ボウルズをチームの新代表に迎えると発表した。ボウルズはF1世界チャンピオン常勝チームであるメルセデスF1に長く在籍し、過去4シーズンにわたってチーフストラテジストを務めてきた。

メルセデスF1、2023年型マシン『W14』の発表会をシルバーストンからライブ配信へ

 メルセデスは、2月15日(水)に行う2023年型マシン『W14』の発表について、当日シルバーストンからライブ配信を行うことを明らかにした。

 2021年までコンストラクターズ選手権を8連覇してきたメルセデスだったが、2022年は選手権を3位で終えた。シーズン序盤からW13はポーパシングなどの症状に悩まさたが、シーズンが進むにつれてチームは徐々に問題を解決。終盤のブラジルGPではジョージ・ラッセルがキャリア初となる優勝を挙げたが、2022年のメルセデスの勝利はこの1回のみだった。