モータースポーツや自動車のテクノロジー分野に精通するジャーナリスト、世良耕太が選んだ『2022年記憶に残るモータースポーツマシン』3台は、トヨタGR86 CNF Concept 、プジョー9X8、アウディRS Q e-tronだった。それぞれの魅力を解説する。
フェラーリ、ポルシェ、BMWなどが新規参戦。2023年、耐久レースは黄金時代に突入【WEC/IMSA最新状況まとめ】
2023年は世界三大レースのひとつであるル・マン24時間レースの100周年大会が開催されるメモリアルイヤーだ。同時に耐久の雄ポルシェ、かつてル・マンを席巻したフェラーリ、北米選手権からグローバルシリーズに進出するキャデラックなどの自動車メーカーが、ル・マン/WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに新型マシンを投入することから、プロトタイプレースにおける“黄金時代”の再来を予感させる年でもある。
また、アメリカを中心に開催されているIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権では、WEC/ル・マンにも出場可能なLMDhという新しい車両規則が導入される。2022年のIMSA最高峰クラスには、アキュラとキャデラックが参加していたが、新シーズンはここにポルシェとBMWが加わり一層激しい戦いが繰り広げられることになる。本稿はそんな2023年のプロトタイプカー事情をまとめたもの。今月28~29日に開催されるIMSA第1戦デイトナ24時間レースや、3月にセブリングで行われるWEC開幕戦を迎えるにあたって事前情報の整理に役立ててほしい。
プジョー9X8、クリスマス前にポール・リカールで24時間耐久テストを実施。2022年の問題点を修正
2023年にWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスへのフル参戦を控えるプジョー9X8が、南フランスに位置するポール・リカールでの24時間耐久テストを実施した。