2023年は全9戦へのスケジュール復帰拡大が決まったETRCヨーロピアン・トラック・レーシング・チャンピオンシップだが、兼ねてより代替パワートレインとして導入の協議が続けられてきたフル電動EVとハイブリッド・ユニットに関して、技術規則の改訂により2023年から正式承認されることが確定した。
現在は総重量5.3t、最高出力1100PS超えの13リッター直列6気筒、内燃機関レーシングディーゼルを搭載するETRCの“レーシング・ジャイアント”だが、2021年には100%持続可能な燃料(HVO)が導入されるなど、欧州の物流市場を牽引するチャンピオンシップの責務として、さまざまな施策が取り入れられてきた。