12月14日、HARC-PRO.(ハルク・プロ)は2023年シーズンレース参戦体制を発表し、全日本ロードレース選手権とARRCアジアロードレース選手権に参戦することを明かした。
ハルク・プロは全日本ロードや鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦している歴史あるプライベーターチームだ。2022年から武蔵精密工業株式会社がスポンサードしないことになったが、SDG昭和電機グループがタイトルメインスポンサーとしてホンダの全面的サポートを受けたトップチームとして参戦している。
2023年もSDG Honda Racingとして継続参戦し、メインターゲットは鈴鹿8耐での総合優勝を目指すことだ。
主戦場となる全日本ロードでも同じくSDG Honda Racingとして、JSB1000クラスに名越哲平を継続起用。2022年は転倒による負傷欠場で悔しい結果に終わったが、「今年のリベンジを期します」としている。
SDG昭和電機グループのライダー育成施策となる、SDG Motor Sports RT HARC-PRO.はJSB1000ランキング8位の榎戸育寛がST1000クラスに再挑戦して王座を目指す。また、ST600クラスでランキング8位となった國井勇輝がST1000へステップアップすることになった。
2022年に初めてフル参戦したアジアロードでもSDG昭和電機グループをタイトルスポンサーに、新たにHonda-Philippines ,Inc.のサポートを受けた、SDG MS HARC-PRO Honda Ph.として、ASB1000ランキング2位の埜口遥希を継続起用。AP250クラスにはMFJ CUP JP250クラスでランキング2位を獲得した石井千優を新規起用する。
■名越哲平(全日本ロード JSB1000)
「2023年シーズンもSDG Honda Racingより全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに継続参戦できることを嬉しく思います。僕自身22年シーズンは怪我に悩まされ、皆様に心配とご迷惑をおかけしてしまいました。そんな状況で来シーズンもチャンスを頂けたことに感謝し、その気持ちを結果として残せるようにチーム一丸となり取り組んでいきます。引き続き応援、サポートよろしくお願いいたします」
■榎戸育寛(全日本ロード ST1000)
「まずは来季も全日本選手権に参戦することができ、大変嬉しく思います。来シーズンはST1000クラスでの参戦となります。2022年にJSB車両に乗って学んだこと、経験したことを最大限発揮していき、チャンピオン目指して1年戦います。応援よろしくお願いします」
■國井勇輝(全日本ロード ST1000)
「来年はクラスをステップアップし、ST1000クラスに参戦します。まずこの機会を下さった、メインスポンサーの柏木社長、そしてハルクの重樹会長、光太郎社長に感謝しております。新しい挑戦になり、多くの速いライダー達と戦うことが出来るので今からとても楽しみで、ワクワクしています。1年目だからといった言い訳は関係なく全力で最善を尽くし、常に結果を追い求めていきたいと思います!」
■埜口遥希(ARRC ASB1000)
「2023年もアジアロードレース選手権のASB1000クラスに参戦する事になりました。アジア選手権、1000cc共に2年目となる2023年も毎戦全力で戦い、2022年以上の良い走り、そしてチャンピオン獲得を目標に頑張ります。2023年も応援よろしくお願いします」
■石井千優(ARRC AP250)
「初めての海外レースとなります。アジア選手権という舞台で走らせて頂けるチャンスを頂くことが出来たので、ライダーとして成長できる一年にしていきたいと思います。応援宜しくお願い致します」