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 12月12日、日立Astemo株式会社は2023年シーズンの国内モータースポーツスポンサー活動について発表。そのなかで、全日本ロードレース選手権に参戦するエス・アイレーシング参戦体制を明らかにした。

 同日に行われた2023年 Hondaモータースポーツ活動計画の発表のなかで、スーパーGT GT500クラスにはAstemo REAL RACINGが塚越広大と松下信治のコンビで参戦することを発表した。しかし、全日本ロードについては触れられておらず、日立Astemoのプレスリリースで明かとなった。

 伊藤真一監督が率いるエス・アイレーシングは、2020年から新チームを結成してKeihin Honda Dream SI Racingとして参戦。翌2021年からは日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業の4社が経営統合して『日立Astemo』となったことからAstemo Honda Dream SI Racingとしてブルーからレッドのカラーに変更された。

2022全日本ロード ST1000チャンピオンの渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)
2022全日本ロード ST1000チャンピオンの渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)

 2022年は渡辺一馬がST1000クラスに継続参戦し、2連覇を果たした。また、作本輝介がST1000クラスからJSB1000クラスにステップアップして、ホンダ勢最上位のランキング4位を獲得。ムクラダ・サラプーチがST600クラスに参戦した。

 そんなAstemo Honda Dream SI Racingは、日立Astemo株式会社が2023年シーズンもスポンサー活動を継続する体制で全日本ロードに参戦。JSB1000は2台目となり作本が継続参戦するがもうひとりは未定(TBA)、ST1000は渡辺一馬が継続して3連覇を目指す。マシンはホンダCBR1000RR-R FIREBLADEだ。

作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)/2022全日本ロード JSB1000
作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)/2022全日本ロード JSB1000

 また、ホンダCBR600RRを使用するST600クラスにも参戦するが、ライダーは未定となっている。この活動に加えて、2023年もアジアの若手ライダーを育成するため、FIMアジアロードレース選手権への参戦を予定している。

 日立Astemoは今後も、スーパーGTや全日本ロードをはじめとしたモータースポーツへのスポンサーシップを通じて、日立Astemoブランドのさらなる浸透を図ると共に、モータースポーツの振興に貢献していくという。