ダカールラリー前半戦最後のステージ8はローブが優勝。総合首位はトヨタのアル-アティヤ

 1月8日、2023年のW2RC世界ラリーレイド選手権開幕戦『第45回ダカールラリー2023』のステージ8が行われ、BRXハンターT1+を駆るセバスチャン・ローブ(バーレーン・レイド・エクストリーム)が今大会2度目のステージウインを飾った。

 2週間にわたって続く過酷なラリーも折り返しを迎え、競技8日目のステージ8で前半戦が終了した。アル・ドゥワディミから首都リヤドに戻る822.94kmのルートのうち346kmのスペシャルステージ(SS)で争われたこの日は、カルロス・サインツ(チーム・アウディスポーツ)が終始好走を見せトップタイムでフィニッシュした。

アウディに連日の悲劇。ダカールラリー7日目はアル・ラジがステージ優勝、トヨタのトップ4変わらず

 1月7日、第45回ダカールラリー2023のステージ7が行われ、地元サウジアラビア出身のヤジード・アル・ラジ(オーバードライブ・レーシング)がベストタイムをマーク。今大会初のステージ優勝を飾った。

 ラリーの競技7日目は本来であればアル・ドゥワディミを起点とするループステージが行われるはずだったが、6日目の時点でその前日に同地を襲った大雨の影響でビバーク設営が困難だったことからルートが変更され、選手たちは2日前倒しでハイル入りし一夜を過ごすこととなった。

ペテランセル、サインツが揃ってクラッシュ。アル-アティヤ独走、トヨタがトップ4独占/ダカールラリー6日目

 1月6日、W2RC世界ラリーレイド選手権第1戦『第45回ダカールラリー2023』のステージ6が行われ、ディフェンディングチャンピオンであるナッサー・アル-アティヤ(TOYOTA GAZOO Racing)が2日続けてのステージウインを飾った。

“砂漠の王”ことアル-アティヤが通算47回目のステージ優勝を飾った6日(金)は、当初の予定からルートが変更された。これはハイルの次のビバーク地とされていたアル・ドゥワディミでのサービス設営が大雨の影響で困難になったためだ。

ローブ、ステージ終盤にクラッシュ。ダカールラリー5日目は首位アル-アティヤが2度目のステージウイン

 サウジアラビアで開催されている『第45回ダカールラリー2023』は1月5日、競技5日目のステージ5が行われ、GRダカールハイラックスT1+をドライブするナッサー・アル-アティヤ(TOYOTA GAZOO Racing)が今大会2度目のステージ優勝を果たした。

 前日のステージ4に続き、ハイルのビバークを起点としたループステージで争われた競技5日目は、ハイルの東側に広がる砂漠地帯に設定された373kmのステージ5が戦いの舞台となった。

■ペテランセルが総合2番手に浮上

トヨタ、3台のGRダカールハイラックスT1+がトップ7を走行。連覇目指すアル-アティヤは首位浮上

 2022年12月31日に開幕した第45回『ダカールラリー』は1月4日、ステージ4までが終了した。2022年大会に続く大会連覇を狙うTOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、サウジアラビアで開催されている今大会に向けて改良を施した『GRダカールハイラックスT1+』の3台体制で参戦している。

 同チームのエースでディフェンディングチャンピオンであるナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組200号車は、3日(火)に行われたステージ3を終えた時点で総合首位に浮上。4日(水)も首位のポジションを守った。

セバスチャン・ローブが意地のステージウイン。首位アル-アティヤはリードを拡大/ダカールラリー4日目

 1月4日、元日に本格的な競技がスタートした第45回ダカールラリー2023は競技4日目のステージ4が行われた。ハイルを起点に同地の北側に設定されたこのループステージでは、WRC世界ラリー選手権の元9連覇王者であるセバスチャン・ローブ(バーレーン・レイド・エクストリーム)が速さを見せ、今大会初のステージ優勝を飾っている。

 競技の初日こそ総合2番手につけていたものの、ステージ2とステージ3でそれぞれトラブルに見舞われ大きくポジションを下げてしまったWRCの“レジェンド”が意地を見せた1日だった。

首位サインツにトラブル発生。前年王者アル-アティヤがリードを奪う/ダカールラリー3日目

 1月3日、サウジアラビアで開催されているW2RC世界ラリーレイド選手権第1戦『ダカールラリー2023』のステージ3が行われ、BRXハンターT1+を駆るゲラン・シシェリ(GCKモータースポーツ)がステージウイナーとなった。

 第45回大会の競技3日目は、アル・ウラーからハイルへ向かう道中に設けられた全長447kmのステージで争われ、リエゾン(移動区間)を含めた1日の走行距離は669.15kmとなった。当該地域を襲った豪雨の影響で急きょ短縮を余儀なくされた同ステージで最速タイムを記録したのはGCKのシシェリで、ステージ2番手となったヘンク・ラテガン(TOYOTA GAZOO Racing)に3分26秒、3番手に入ったオーランド・テラノバ(バーレーン・レイド・エクストリーム)に5分04秒の差をつけた。

ダカールラリー、トヨタのアル-アティヤが2日目最速。首位サインツとの差を詰め2番手に浮上

 1月2日、W2RC世界ラリーレイド選手権第1戦『ダカールラリー2023』のステージ2が行われ、GRダカールハイラックスT1+をドライブするナッサー・アル-アティヤ(TOYOTA GAZOO Racing)がステージ優勝を飾った。総合首位は60歳のカルロス・サインツ(チーム・アウディスポーツ)。アル-アティヤが総合2番手につけた。

 4年連続でサウジアラビアが舞台となっている第45回ダカールラリーは2日(月)に競技2日目を迎えた。この日は、ラリーのスタート地となったシーキャンプのビバークを後にし、進路を東にアル・ウラーへと至るトータル589km、SS距離430kmの戦いに。

カルロス・サインツ、ダカールラリー初日を制し暫定首位に。二輪王者サンダーランドは転倒リタイア

 1月1日、大晦日に開幕した第45回ダカールラリー2023のステージ1がサウジアラビア西部のヤンブー近郊で行われ、アウディRS Q e-tron E2をドライブするカルロス・サインツ(チーム・アウディスポーツ)が自身42度目となるステージウインを飾り総合首位に立った。

 前日12月31日の“プロローグ”で幕を開けたW2RC世界ラリーレイド選手権第1戦ダカールラリーは、元日もヤンブーの近くに設けられたシーキャンプのビバークを起点とするループステージが行われた。全14本のステージのオープニングとなったステージ1の全長は601km、このうち競技区間は368kmとなっている。

ダカールラリー2023開幕。アウディのエクストロームがプロローグ最速、1秒差でローブが続く

 2022年12月31日、2023年W2RC世界ラリーレイド選手権のオープニングラウンドとなる『ダカールラリー2023』が開幕。サウジアラビア西部、ヤンブー近郊のシーキャンプで“プロローグ”が行われ、アウディRS Q e-tron E2を駆るマティアス・エクストローム(チーム・アウディスポーツ)が総合トップタイムを記録した。

 4年連続でサウジアラビアが戦いの舞台となるダカールラリー2023は前年からルートが大きく変わり、紅海に面するシーキャンプから2週間掛けて同国東部に位置するペルシャ湾沿岸のダンマームへと至る、東西横断ルートとなっている。2022年大会からふたつ増え全14ステージとなった競技区間の総延長は4611km。リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は8529kmに上る。