FIAのモハメド・ビン・スライエム会長は、サウジアラビアの政府系投資ファンドがF1につけたといわれる200億ドル(約2兆6042億円)の評価額に対して懐疑的な立場であることを明かし、「膨張しすぎた数字」だと述べた。
先週『Bloomberg』の記事が伝えたところによると、サウジアラビアの公共投資ファンドが昨年、リバティ・メディアに対してF1事業の買収を持ちかけ、負債分を含めて200億ドルを超える額を提示した。この取引が成立した場合、F1の現在の商業的権利を保有するリバティ・メディアにとって、当初の投資したお金を回収して余りある利益が手に入ることになる。同社は2017年始めにF1の一切合切を44億ドル(約5728億円)で買収した。