ハースF1、2023年も公式テスト&リザーブドライバーにピエトロ・フィッティパルディを起用

 1月24日、マネーグラム・ハースF1チームは、2023年シーズンも公式テスト&リザーブドライバーにピエトロ・フィッティパルディを起用すると発表した。

 F1で2度チャンピオンを獲得したエマーソン・フィッティパルディの孫であるピエトロは、2019年よりハースでリザーブドライバーを務めている。2020年には、第15戦バーレーンGPで大クラッシュに見舞われたロマン・グロージャンの代役として2戦に出場した。

サウジアラビアの政府系ファンドがF1買収を試みた噂にFIA会長が反応。膨大な金額ではなく“明確で持続可能な計画”を重視

 FIAのモハメド・ビン・スライエム会長は、サウジアラビアの政府系投資ファンドがF1につけたといわれる200億ドル(約2兆6042億円)の評価額に対して懐疑的な立場であることを明かし、「膨張しすぎた数字」だと述べた。

 先週『Bloomberg』の記事が伝えたところによると、サウジアラビアの公共投資ファンドが昨年、リバティ・メディアに対してF1事業の買収を持ちかけ、負債分を含めて200億ドルを超える額を提示した。この取引が成立した場合、F1の現在の商業的権利を保有するリバティ・メディアにとって、当初の投資したお金を回収して余りある利益が手に入ることになる。同社は2017年始めにF1の一切合切を44億ドル(約5728億円)で買収した。

F1タイヤ戦争がなければ「メーカーはコンマ数秒を追求しなくなる」とフェルスタッペン。ピレリにさらなる改善を望む

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1にタイヤ戦争がないことから、ピレリはタイヤ開発のなかでも特にウエットタイヤについて非常に保守的なアプローチを取っていると述べている。

 2011年、ピレリはブリヂストンの後を継いでF1の独占タイヤサプライヤーとなった。FIAがF1のために1社のサプライヤーに絞ることを決めた背景には、長年にわたる自由競争の結果コストが急速に上がり、マニュファクチャラー間の機能差が広がったことがある。

ミハエル・シューマッハーがドライブした『ジョーダン191』、2月にパリで再度オークションに出品

 F1のコアなファンは『ジョーダン191』を、これまでF1のグリッドを飾ったうちで最も美しいマシンのひとつと呼ぶ。そう呼ばれるにふさわしいこのマシンを手にできたら、歴史的なF1マシンのコレクターであるならば、喜びで輝くばかりになるだろう。

 シャシー番号191/6は、ミハエル・シューマッハーが1991年にスパ・フランコルシャンでF1デビューを果たした際に乗っていたマシンだ。このマシンが2月2日にパリのボナムスでオークションにかけられる。

マリオ・アンドレッティ、FIA会長は「F1参入のためにマニュファクチャラーとの提携を勧めた人物のひとり」と明かす

 マリオ・アンドレッティは、F1に参戦するためにマニュファクチャラーと提携することをアンドレッティ・グローバルに勧めた人物のひとりがFIA会長のモハメド・ビン・スライエムだったと語った。

 今月初めに発表されたアンドレッティ・グローバルとゼネラルモーターズ(チーム名にはキャデラックブランドを使用)との提携により、将来的にアンドレッティ・グローバルがF1に参戦する可能性が高まった。F1自体はこのニュースに対して冷たい反応を示したが、ビン・スライエムはアンドレッティとキャデラックの提携に敬意を表し、自身のツイッターで「成長市場にあるチームからの関心は、多様性を増し、F1の魅力を広げることになる」とコメントした。

デ・フリース、同胞のフェルスタッペンについて「F1パドックでは兄のように感じている」と語る

 ニック・デ・フリースはF1での初めてのフルシーズンを前に、同胞であり世界チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンとの親しい関係について語った。

「マックスと僕は幼い頃からの知り合いだ。同じ時期にカートをして育った。実際に対戦したことは一度もないけれどね」とデ・フリースはアルファタウリのQ&Aセッションで語った。

アストンマーティンF1、AMR23には「いくつかクレバーな工夫を実装した」新車発表会では実車を披露へ

 アストンマーティンは、エンジニアたちがF1のテクニカルレギュレーションに小さな抜け穴を発見したおかげで、2023年のマシンには「いくつかのクレバーな工夫」が備えられるという。

 アストンマーティンは2月13日に、ランス・ストロールと新たに加入したフェルナンド・アロンソが2023年シーズンに使用する新車『AMR23』を発表する予定だ。アロンソの存在には大きな期待が寄せられているが、アストンマーティンの新車も、2月末にバーレーンのコースを走る際には多くの注目を集めることになりそうだ。副テクニカルディレクターのエリック・ブランディンが、AMR23のデザインについて多少の予告を行ったからだ。

コルトン・ハータがF1スーパーライセンスポイント獲得を目指して下位カテゴリーのレース出場を試みるも、FIAが許可せず

 NTTインディカー・シリーズに参戦するコルトン・ハータは、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを獲得するためにジュニアカテゴリーでレースをする許可をFIAから取り付けることができなかった。

 2022年、レッドブルはハータをアルファタウリのピエール・ガスリーの後任候補としていた。しかしアンドレッティ・オートスポートに所属し、インディカーで7度の勝利を挙げ、昨年夏にはマクラーレンでF1テストを行ったハータが保持するスーパーライセンスポイントは、F1で義務となっている40ポイントに8ポイント不足していた。

サウジアラビアの政府系ファンドがF1の買収を検討。2022年に話し合いを行うも、リバティ・メディアは拒否

 報道によると、サウジアラビアの政府系ファンドが、現在のF1商業権所有者であるリバティ・メディアからF1を買収することを検討し、昨年F1と話し合いを持ったということだ。

 ブルームバーグによると、サウジアラビアの公共投資ファンド(PIF)は、F1を負債を含め200億ドル(約2兆5910億円)超と評価しており、2017年にリバティ・メディアがF1に支払った44億ドル(約5700億円)をはるかに上回る数字となっている。しかしながら当初からリバティは、サウジアラビアのPIFに対し、グランプリレースは売り物ではないと明言していた。

ヒョンデのF1プロジェクトについて聞かれたアビテブール代表、“現時点では”計画はないと否定

 ヒョンデ・モータースポーツのチーム代表に就任したシリル・アビテブールが、同社がF1参戦を検討する可能性について聞かれ、現時点ではラリーに集中しているとしながらも、長期的に見た場合、100パーセントないとはいえないと示唆した。

 2026年にF1パワーユニット(PU)レギュレーションが大幅に変更されることで、アウディがF1参入を決定した。他にもいくつか参戦がうわさされたメーカーのなかに、ヒョンデが含まれていた。