昨季2022年シーズンのF1における“数字”を軸にアレコレ考えていく『2022年F1数字考』の第2回。今回はドライバーの通算勝利数と通算ポールポジション獲得回数の動向に目を向け、そこから話を展開していこう。2022年シーズンの数字、というよりは、2022年シーズンまでの数字、という色合いが濃くはなるが、この2大記録トップの数字が2022年はどちらも動かなかったわけで、それはけっこう歴史的な出来事であった。
年間最多新記録15勝をマークしたフェルスタッペン、その勝率は歴代何位?/2022年F1数字考第1回
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の圧勝に終わった2022年のF1。そこで生まれた“数字”についてのアレコレを全3回予定で考えてみたい。記録という枠だけにとらわれず、数字で考えられる部分を探っていこうという趣向だが、やはり数字の代表格は記録である。まず第1回はフェルスタッペンが樹立した年間最多勝記録に関する数字について、掘り進めていく。