FIAが新規F1チーム受け入れの可能性示す。チーム選定プロセスをスタートへ

 FIA会長モハメド・ビン・スライエムが、新チームをF1に迎えるための計画の一端を発表した。FIAは、F1チームを立ち上げることに関心を持つ者を確認するためのプロセスをスタートするという。これは、F1参戦プロジェクトを始動しているアンドレッティ・グローバルにとって朗報と言えるだろう。

 ビン・スライエム会長は、1月2日、Twitterを通して、「FIAの我がチームに対し、FIA F1世界選手権の新チーム候補の関心表明プロセスを開始することを検討するよう要請した」というメッセージを発信した。

レッドブルF1のマルコ、2023年の空力テスト制限に懸念なし「大成功を収めた2022年型車をベースに開発していくだけ」

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、空力テスト制限のペナルティを受けることもあり、2023年のF1タイトル争いは、前年よりは難しいものになると予想している。しかし2023年型車の開発を行うにあたり、レッドブルには優れた基礎パッケージがあり、大きな技術レギュレーション変更もないため、深刻な懸念はないという。

F1中国GPが2023年カレンダーへの復帰を申し入れ。F1側との交渉スタートも、大きなハードルに直面

 F1中国GPの2023年開催は正式に中止されたものの、プロモーターが2023年カレンダーへの復帰を目指して、正式にF1に申し入れを行ったことが分かった。

 元々、中国GPは合計24戦から成る2023年F1カレンダーの第4戦として、4月14~16日に組み込まれていた。しかし、F1中国GPのプロモーターである『JussEvents』が、F1とFIAに対し、中国のゼロコロナ政策の下ではグランプリ開催は不可能であると確認、2022年12月2日に中止が発表された。F1 CEOステファノ・ドメニカリと彼のチームは、代替レースの選定に取りかかり、ポルトガルのポルティマオと基本合意に達したとみられている。

角田&デ・フリースの新体制となるアルファタウリF1、2023年型『AT04』のカラーリングをニューヨークで発表へ

 スクーデリア・アルファタウリは、2023年型F1マシン『AT04』のカラーリングを2023年2月11日に公開することを明らかにした。発表会はニューヨークで行われる。

 アストンマーティン、フェラーリに続き、アルファタウリが12月23日、2023年型マシン発表会の日程を公表した。他の2チームより早い2月11日(土)に『AT04』のカラーリング発表会をニューヨーク市で実施する。

メルセデスF1が2023年型マシン『W14』を初始動、動画を公開

 メルセデスF1チームは、クリスマス休暇を前に、2023年型マシン『W14』を初始動したことを明かし、その様子を示す動画を12月22日に公開した。

 動画には、ファクトリーでスタッフたちが作業に取り組み、W14のファイアアップを行うまでの様子が紹介されており、マシンは映っていない。

レッドブルF1のニューウェイ「空力テスト削減のペナルティは2023年のパフォーマンスに影響する」

 レッドブル・レーシングが2021年にF1レギュレーションで定められている支出額の上限を超過したことでペナルティを受けることが決まっているが、2023年に空力テストにおいて制限を科されることについて、チーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、コース上のパフォーマンスに影響するとして懸念を示した。

 レッドブルは多額の罰金を科されただけでなく、2023年には風洞とCFD(数値流体力学)における開発時間を10パーセント減らされることになった。

F1開幕戦、今後15年間はバーレーン、サウジアラビア、オーストラリアがローテーションで開催へ

 今後15年、F1開幕戦はバーレーン、オーストラリア、サウジアラビアが交代で務める見通してあることが分かった。

 ビクトリア州政府が、オーストラリアGPは2035年までの現契約をさらに2年延長したこと、2037年までのなかで少なくとも4回、シーズン開幕戦として開催するということを明らかにした。また、2024年に関しては「ラマダンを配慮して、サウジアラビアが開幕戦を務める」とも、ビクトリア州政府の声明には記されている。

女性だけの新レースシリーズ『F1アカデミー』の参戦チームが決定。F2、F3のタイトル獲得経験を持つ5チームが各3台体制

 2023年にスタートする女性ドライバーのみが参加するレースシリーズ『F1アカデミー』に、5チームがエントリーし、2023年から2025年シーズンを戦うことが決定した。

 F1アカデミーは、才能ある若い女性ドライバーが、F3、F2、F1といったシングルシーター・シリーズのなかでステップアップしていくことを支援することを目的として新設された。低予算での参戦を可能にすることを目指す同シリーズは、1台につき15万ユーロ(約2000万円)の補助金を出し、ドライバーが同額を用意し、各チームが残りの予算を負担する仕組みとなっている。2023年の最初のシーズンには、7大会が実施され、1大会3レース制で合計21レースが行われる予定だ。使用されるシャシーはタトゥースT421で、オートテクニカが165馬力のターボエンジンを供給、タイヤはF1と同じくピレリが使用される。

FIAが2023年F1全23戦のタイムスケジュールを発表。日本GP決勝は9月24日14時スタート

 FIAは12月15日、2023年F1シーズンに開催する23戦のタイムスケジュールを発表した。当初は24戦が予定されていたが、中国GPの中止が決定したため、現時点では23戦のカレンダーとなっており、そのうち6戦がスプリントフォーマットで実施される。