ボディワークのつなぎ目に貼るテープの効果をマクラーレンF1が説明「効果は小さいが、ゼロではない」

 F1チームは、100分の1秒、1000分の1秒を稼ぎ出すために日々研究を重ねている。莫大な予算を投じた開発が失敗に終わることもあれば、些細なアイデアがときには思わぬ効果を発揮することもある。マクラーレンが公開した記事ではマシンに貼られた『テープ』が生み出すメリットが解説されている。

 F1中継を見ていると、予選などのセッションを前にメカニックがマシンに透明なテープを貼っている姿を目にすることがある。

ヒュルケンベルグは“ヒュルケンバック”。F1復帰後も活躍するドライバーは「心強い前例」とリカルド

 2023年シーズン、レギュラードライバーとしては一旦F1離れることになったダニエル・リカルドは、F1復帰後も活躍をみせるドライバーたちの存在が自らを安心させてくれたと語った。

 リカルドはマクラーレンとの契約を1年早く解消し、2023年シーズンはサードドライバーとして古巣レッドブルに復帰する。彼はテストやシミュレーター作業に加えレッドブルのマーケティング活動に参加する予定だが、F1への関与は限定的なものになる見込みだ。

【独自ランキング:2022年F1トップ10ドライバー】2位ルイス・ハミルトン/ワーストシーズンに見せた献身と真価

 2022年F1シーズンを通して、毎戦全20人のドライバーの評価/採点を行ったベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、シーズン全体を振り返り、独自の視点で2022年のトップ10ドライバーを選出した。10人のドライバーについての彼のレビューを添えて、カウントダウン方式で10位から1位までを紹介していく。

【角田裕毅F1密着総集編】マシンを乗りこなす自信、理解度を深めた2年目。代表は「我々の予想を上回る仕事をした」と評価

 角田裕毅(アルファタウリ)が2年目のF1となった2022年シーズンに残した数字は、入賞4回、獲得ポイント12点、ドライバーズ選手権17位だった。デビューイヤーの2021年が入賞7回、獲得ポイント32点、ドライバーズ選手権14位だったことを考えると、いずれも1年目を下回ったことになる。

 しかし、角田は2022年を「1戦1戦、自分なりに、いろんな部分で成長できた1年でした」と振り返った。これはアルファタウリのフランツ・トスト代表も認めている。

グラウンドエフェクトカー導入で苦戦。マシン特性ゆえに改善が遅れ、1勝に終わったメルセデス/2022年F1戦力分析(4)

 新たな技術規則が導入され、前年までとはまったく異なるマシンが誕生した2022年シーズンのF1。マシンの特徴やシーズン中のアップデート、ドライバーのパフォーマンスなどから、各チームの戦力を振り返る。第4回となる今回は、コンストラクターズ選手権3位のメルセデスだ。

【独自ランキング:2022年F1トップ10ドライバー】3位シャルル・ルクレール/戦い半ばで心が折れた予選キング

 2022年F1シーズンを通して、毎戦全20人のドライバーの評価/採点を行ったベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、シーズン全体を振り返り、独自の視点で2022年のトップ10ドライバーを選出した。10人のドライバーについての彼のレビューを添えて、カウントダウン方式で10位から1位までを紹介していく。

レッドブル&HRC密着総集編:すべてが研ぎ澄まされたフェルスタッペンと、安定感が増したペレスの走りで圧勝の2022年

 レッドブルにとって、2022年はチーム史上最高のシーズンとなった。

 まずマックス・フェルスタッペンがドライバーズ選手権2連覇を達成。チームもコンストラクターズ選手権を制し、2冠に輝いた。レッドブルが2冠を独占するのは、2013年以来9年ぶり。F1が2014年にハイブリッド時代に入ってから初めてのことだ。2021年にコンストラクターズ選手権を取り逃がしたレッドブルにとって、この2冠はメルセデス時代に完全に終止符を打つことになったという意味で大きな価値がある。

アルピーヌは効率よくマシンを改善。トップ3に引けを取らないノリス、適応できなかったリカルド/2022年F1戦力分析(3)

 新たな技術規則が導入され、前年までとはまったく異なるマシンが誕生した2022年シーズンのF1。マシンの特徴やシーズン中のアップデート、ドライバーのパフォーマンスなどから、各チームの戦力を振り返る。第2回となる今回は、コンストラクターズ選手権4位のアルピーヌ、5位のマクラーレンだ。

【2022 F1新時代元年の敗者の理由(2)メルセデス】テスト制限が大きな足枷に “信頼性が高すぎる”PUは深刻な懸念材料

 2022年、F1技術レギュレーションが一新されるにあたり、各チームの序列がリセットされ、新たな戦いが見られることが期待された。結果的にトップグループではレッドブルが独走し、フェラーリとメルセデスは大差で敗れることになった。なぜ彼らは大敗したのか。また、中団以下のチームは、なぜ上位争いに挑むチャンスをつかめなかったのか。その背景を、F1ジャーナリスト、サム・コリンズ氏が分析した(全3回)。「第1回フェラーリ:過去最大級のパワートレインの飛躍とリスク」 に続く今回は、メルセデスに焦点を当てた。

【独自ランキング:2022年F1トップ10ドライバー】4位ジョージ・ラッセル/ハミルトンの後継者にふさわしい実力の持ち主

 2022年F1シーズンを通して、毎戦全20人のドライバーの評価/採点を行ったベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、シーズン全体を振り返り、独自の視点で2022年のトップ10ドライバーを選出した。10人のドライバーについての彼のレビューを添えて、カウントダウン方式で10位から1位までを紹介していく。