8月7日に開催された2022年スーパーGT第4戦富士は、シリーズ史上初めて450kmレースが完結した一戦だった。2ピット/3スティントの戦いを制したのは、37号車KeePer TOM’S GR Supraのサッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋で、2位の12号車カルソニックIMPUL Zに対して7.5秒、3位の24号車リアライズコーポレーションADVAN Zを約13秒引き離しての快勝だった。
しかし、その内実にタイム差ほどの余裕はなく、とくに第2〜3のダブルスティントを担当した宮田には「ガソリンを使うな」、「でも、タイムは上げろ」という難しいタスクが課せられていた。もっとも、それは宮田自身が望む戦い方でもあったという。