電動化初年度もヨコハマタイヤがサポート。開幕予定だった“港湾”市街地戦は8月に移動/STCC

 今季2023年より完全電動化を表明し、新たにBEVシリーズに生まれ変わるSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権に向け、公式サプライヤーとして引き続きヨコハマタイヤが指名された。また年間カレンダーの改訂版もアナウンスされ、記念すべきEVシリーズ開幕戦はヘルシンボリ市街地近郊の“港湾地区”でスタートする計画だったが、人気コンサートとの日程衝突を避けるべくスケジュールを再調整。新たにファルケンベリが新時代のオープナーを務める。

新たに『VW ID.3』をSTCCへ投入。新興チーム・オートラウンジ・レーシングが3番目の参戦表明

 来季2023年より完全電動化を表明し、新たにBEVシリーズに生まれ変わるSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権に向け、参戦2年目を迎える新興チーム・オートラウンジ・レーシングが3番目のチームとして参戦継続を表明。新たにフォルクスワーゲンの電動化ブランドにおける基軸モデル『ID.3』を投入し、チームオーナーのクリスチャン・スカールを含む3台体制を構築する。

 直近で日本上陸を果たした『ID.4』の兄弟車であり、サイズ的にも直接的に『ゴルフ』の後継とも言えるこのEVモデルは、同VWグループが電動車専用に新開発したMEB(モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリックス)と呼ばれる新プラットフォームを採用。全長4.2mのCセグメント級ハッチバックは、モーター類をリヤに搭載した後輪駆動モデルとなり、すでに欧州域内で50万台以上の販売実績を誇る。