【2023年デイトナ24時間:全車総覧2】フェラーリとポルシェの新型GT3が初登場/GTDプロ&GTDクラス編

 2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権は、1月28〜29日に決勝が行われる伝統のデイトナ24時間レースで開幕を迎える。毎年恒例、耐久レースシーズンの到来をいち早く告げるこのイベント参戦のため、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイには61台ものマシンが集結した。

 決勝レースに先立ち、1月20〜22日に行われた公式テスト『ロア・ビフォア・ザ・ロレックス』より、うなりをあげる(=ロア)マシンたちの勇姿をお届けしよう。前回のGTP&LMP2&LMP3クラス編に続き、ここではGTDプロ&GTDクラスの参戦車両を掲載する。

ランボルギーニからフェラーリへ。ブランド変更のエミル・フレイ、2023年の計画は未発表

 エミル・フレイ・レーシングは、ランボルギーニでの4年間の活動の後、使用するマシンのブランドをフェラーリにスイッチすることを発表した。

 スイスのチームは、2019年にランボルギーニ・ウラカンGT3エボでのキャンペーンを開始し、翌年のファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパへの復帰に先立ってエントリーしたインターナショナルGTオープンでタイトルを獲得した。

アキュラがワン・ツー発進/セット数制限が緩和/“戦略的”クラス変更etc.【デイトナ24時間テスト&予選直前Topics】

 1月28〜29日に決勝レースが行われる、2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦、デイトナ24時間レース(ロレックス24・アット・デイトナ)。決勝のレースウイークに先立ち、前週の20〜22日にかけては開幕前公式テストの『ロア・ビフォア・ザ・ロレックス』が行われ、その最終日には決勝スターティンググリッドを決する予選のセッションも予定されている。

 新たに4メーカーのLMDh車両が顔をそろえて耐久レース新時代の幕開けを飾るこのテストウイークに向けた各種トピックスを、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイのパドックからお届けする。

■走行初日はメイヤー・シャンク・レーシングのアキュラARX-06が首位