ダカール2連覇のアル-アティヤ「最高の気分。多くの人に感謝したい」トヨタGRは3台全車がトップ5入り

 1月15日、2022年の大晦日から16日間にわたって激戦が繰り広げられたダカールラリー2023がフィニッシュを迎えた。世界一過酷なラリーとして知られるイベントに計3台の『GRダカールハイラックスT1+』で参戦したTOYOTA GAZOO Racingは、競技3日目にトップに立って以来、最終日まで順位を守ったナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組が後続を1時間20分以上引き離す圧勝で大会2連覇を達成。通算5勝目を挙げた。

 チームメイトのジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組は総合4位でフィニッシュし、ダカールラリー3度目の挑戦となったヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組が総合5位で続いた。TOYOTA GAZOO Racingは参戦車3台がいずれもトップ5フィニッシュを果たす強さを見せた。

トヨタ、アル-アティヤが首位を守る。3台のハイラックスT1+が総合トップ5走行中/ダカールラリー

 1月12日、元日にスタートした『第45回ダカールラリー2023』は後半戦に入った。首都リヤドでの休息日で車両を完全に整備し直し、クルーも英気を養ったあと、ラリーはいよいよ、エンプティ・クォーター「空白地帯」と呼ばれるサウジアラビア南東部のルブアルハリ砂漠を舞台とするマラソン・ステージに突入した。

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)から参戦している3台のGRダカールハイラックスT1+は、マラソン・ステージ1日目となったステージ11を終えた時点で、ディフェンディングチャンピオンのナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組が総合2番手に1時間20分ほどの大差をつけての総合首位を堅持している。チームメイトのヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組はライバルと僅差で表彰台を争う総合4番手、、ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組も総合5番手につけている。

トヨタ、3台のGRダカールハイラックスT1+がトップ7を走行。連覇目指すアル-アティヤは首位浮上

 2022年12月31日に開幕した第45回『ダカールラリー』は1月4日、ステージ4までが終了した。2022年大会に続く大会連覇を狙うTOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、サウジアラビアで開催されている今大会に向けて改良を施した『GRダカールハイラックスT1+』の3台体制で参戦している。

 同チームのエースでディフェンディングチャンピオンであるナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組200号車は、3日(火)に行われたステージ3を終えた時点で総合首位に浮上。4日(水)も首位のポジションを守った。

王者トヨタ、3台体制で臨むダカールラリーで大会連覇を狙う「2023年も勝ちたい」とアル-アティヤ

 2022年のダカールラリーと、同年にスタートしたW2RC世界ラリーレイド世界選手権を制したTOYOTA GAZOO Racingによる2連覇を目指す挑戦がいよいよスタートする。

“世界でもっとも過酷なラリーレイド”として知られる、ダカールラリーの開幕を直前に控えたTOYOTA GAZOO Racing(TGR)。前回大会に続く2大会連続優勝を目標に、計3台のGRダカールハイラックスT1+で砂漠のレースに挑むチームは、ラリーのスタート地であるサウジアラビア西海岸の都市ヤンブ北部のシーキャンプで車両を組み上げた。5日後に開幕するダカールラリー2023に向け、チームはこの後シェイクダウンを行い本番に備えた最終チェックを実施する。