マクラーレンCEOザク・ブラウン、シーズン9からのFE参戦は「絶好の機会」だったと振り返る

 マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOは、2022/2023年“シーズン9”から同チームがABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するに至った理由を説明した。

 2021/2022年シーズン8をもってシリーズを撤退したメルセデスEQフォーミュラEチームを引き継ぎ、マクラーレンは今季よりフォーミュラEへの参戦を開始した。同社CEOのブラウンによると、この決定の背景にはふたつの理由があったという。

2021年NASCAR王者カイル・ラーソン、アロウ・マクラーレンSPから2024年のインディ500参戦へ

 2023年シーズンに向けパト・オワードとフェリックス・ローゼンクヴィストの残留に加えて、アレクサンダー・ロッシを迎えて強力な布陣を形成したアロウ・マクラーレンSPは、来季2024年のインディアナポリス500マイルレースでも、4台目のラインアップにビッグネームを加えることを発表した。

 NASCARカップシリーズでシボレーのトップチームとして君臨するヘンドリック・モータースポーツ(HMS)に所属し、2021年にはカップ王者にも輝いたカイル・ラーソンを起用し、同じくシボレーエンジンを搭載したダラーラDW12を託すことがアナウンスされた。

マクラーレンF1のブラウン、パワーユニット変更の噂を一蹴「我々はメルセデスに満足している」

 マクラーレンF1のザク・ブラウンCEOは、チームが2026年以降ポルシェのパワーユニット(PU)に切り替えるのではないかという噂に対し、現状のメルセデス製パワーユニットに満足していることを強調した。

 2026年以降のF1参入を目指すポルシェは、レッドブルとパートナーシップ締結に向けた交渉を進めてきた。この交渉は2022年9月に決裂したものの、ポルシェはその後も参入に向けて提携先を模索していると報じられており、ウイリアムズがその候補として有力視されている。

マクラーレン、タナー・ファウスト&エマ・ギルモアの残留を発表。シーズン3もペア続投/エクストリームE

 創設2年目のシーズンを終えたワンメイク電動オフロード選手権『エクストリームE』だが、来季2023年に向けてNEOMマクラーレン・エクストリームEがドライバー体制をアナウンスし、エマ・ギルモアとタナー・ファウストの残留を正式に発表。来るシーズン3もペアリング継続で挑むことを決めた。

 周囲のライバルよりひと足遅れ、2022年よりシリーズ参入を果たしたマクラーレンは、11月26~27日の週末にウルグアイのプンタ・デル・エステにて開催された最終戦『エナジーX Prix』で、初ポディウムとなる2位表彰台を獲得した。