F1技術レギュレーションが大幅に変更された2022年に主要チームが導入したマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが評価、それぞれの長所・短所、勝因・敗因について分析した。最初に取り上げるのは、シーズンを席巻したチャンピオンマシン、レッドブルRB18。第1回「ポーパシングを予見したニューウェイがフロアに施した工夫」 に続く第2回目は、独創的なサスペンションがもたらした効果について解説する。
レッドブルF1のニューウェイ「空力テスト削減のペナルティは2023年のパフォーマンスに影響する」
レッドブル・レーシングが2021年にF1レギュレーションで定められている支出額の上限を超過したことでペナルティを受けることが決まっているが、2023年に空力テストにおいて制限を科されることについて、チーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、コース上のパフォーマンスに影響するとして懸念を示した。
レッドブルは多額の罰金を科されただけでなく、2023年には風洞とCFD(数値流体力学)における開発時間を10パーセント減らされることになった。