1月27日、FIM世界耐久選手権(EWC)に参戦しているJMA RACING ACTION BIKEは、2023年シーズンの開幕戦ル・マン24時間に参戦するライダーラインアップを発表。日本人ライダーの石塚健が加入したことがわかった。
ジャン・マルク・アダム監督率いるJMA Racing Team #34は、2017-2018年シーズンからEWCにエントリーしているフランスのレーシングチームだ。
マシンはスズキGSX-R1000、タイヤはダンロップを履き、EWCのスーパーストッククラスに参戦している。また、スズキのマシンでレースをしていることから、ケビン・シュワンツへの敬愛の念を込めてゼッケンは『34』を使用している。
27日には第1戦ル・マン24時間にエントリーするレギュラーライダー3人と、第4ライダーを発表。継続参戦のケーム・ゲーネンに加え、マッテオ・ジャコマッゾ、そして石塚が参戦することが明らかとなった。第4ライダーはシオン・クリストファーが務め、マシンの開発テストも担当していく。
石塚は、2014年から2017年までは全日本ロードに参戦し、2019年から2021年の3年間はFIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップを戦ってきたライダーだ。そして、2022年はTONE RT SYNCEDGE4413 BMWから全日本ロードST1000に参戦した。
EWCでは、TONE RT SYNCEDGE4413 BMWから参戦した2019年の鈴鹿8耐でSSTクラス優勝を飾り、セパン8耐でも表彰台に上っている。また、2022年は同チームから鈴鹿8耐、ボルドール24時間にも参戦した経験がある。
ベルギー人、イタリア人、日本人、フランス人といった4人が異なる国籍のライダーで構成されるJMA RACING ACTION BIKEも2023年EWCの注目チームとなる。
■石塚健
「今シーズンはフランスを拠点とする『JMA RACING TEAM #34』からFIM EWC世界耐久ロードレース選手権に参戦する事になりました」
「再び世界の舞台に挑戦できる事、支えていただいているスポンサー様やファンの皆様、そして機会をくれたチームに感謝の気持ちでいっぱいです」
「バイクはSUZUKI GSX-R1000と、初めて尽くしの環境ですが、いち早く順応して、ワールドカップのタイトルを目指します。応援よろしくお願い致します!」