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 1月23日、WRC世界ラリー選手権の2023年シーズン開幕戦『ラリー・モンテカルロ』で優勝したTOYOTA GAZOO Racingワールド・ラリー・チーム(TGR WRT)の会長を務める豊田章男氏が、ラリー後のコメントを発表。優勝クルーのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組を祝福した。

 昨季2022年オフに始動した新会社TGR WRTの会長を務める豊田氏は、同時に短いオフシーズンの間にトヨタGRヤリス・ラリー1にアップデートを重ねてきたチームスタッフを労い、「チームメンバー全員に感謝します」と述べている。

 また、WRC開幕戦モンテカルロと同じ週末に愛知県蒲郡市で開催され、“モリゾウ”として自身も参加した『パワステがまごおり スカベンジャーラリー』について言及。「将来、蒲郡がモンテカルロのようになったらまたみんなで走りに来てください!」とTGR WRTのドライバーとコドライバーに向けてメッセージを送っている。

 そんな豊田氏のWRCモンテカルロ後に発表されたコメントは以下のとおりだ。

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豊田章男(TGW-WRT会長)

セブは9回目、ヴァンサンにとっては初めてのラリー・モンテカルロ優勝おめでとう!

GRヤリス・ラリー1にとっては2年目のスタートでした。
チームは昨年のラリージャパンから今シーズンを見据えたチャレンジをはじめ、短いオフの間にも車両へのアップデートを積み重ねて今回の初戦に臨んでくれました。毎年のことですがクリスマスもゆっくり休めずに準備をしてくれているチームメンバー全員に感謝します。

また、その努力に応えるようにセブたちは優勝、他のドライバーたちも全SSを走り切ってくれました。チームとして気持ちの良いシーズンスタートになったと思います。みんな、ありがとう!

今年のシーズンオフはもうひとつ大きな変化がありました。
チームが新たな会社「TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team」として始動したことです。新会社はWRCでの勝利を目指すだけでなく、ラリーの裾野がもっと広がるような商品開発や、競技がもっとサスティナブルになるようなさまざまな取り組みにチャレンジしていきます。

チーフ・ラリー・スポーティング・オフィサー(CRSO)のヤリ-マティ(・ラトバラ)、チーフ・テクニカル・オフィサー(CTO)のトム(・フォウラー)をはじめ、ここの社員はみんなラリーが大好きでクルマが大好きです。ラリーを通じて、クルマがもっと人々の笑顔を増やしていけるよう一緒にさまざまなチャレンジをしていきましょう!

追伸 ドライバー、コドライバーのみんなへ
ラリージャパンの後、みんなでダート走行を楽しんだことを覚えていますか? あのコースがあるのは蒲郡という町です。その蒲郡市が「ここでラリーを開催してみたい! 蒲郡をモナコのようにしたい!」と盛り上がりはじめてくれました。

今日、そのイベントがあったのでTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの一員としてみんなと同じレーシングスーツを着て楽しくドーナツの絵を描いてきました。見てくれていた皆さんにラリーの楽しさを知ってもらえたと思います。将来、蒲郡がモンテカルロのようになったらまたみんなで走りに来てください!

トヨタGRヤリス・ラリー1(左)とトヨタGRヤリス・ラリー2・コンセプト(右) 2023年WRC第1戦ラリー・モンテカルロ
トヨタGRヤリス・ラリー1(左)とトヨタGRヤリス・ラリー2・コンセプト(右) 2023年WRC第1戦ラリー・モンテカルロ
豊田章男 トヨタ自動車社長
豊田章男 トヨタ自動車社長