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 フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンは2、3年のうちに世界タイトルを争うポテンシャルを持っていると考えており、彼は新チームの成功に貢献したいと願っている。

 アロンソは2022年末でアルピーヌを去り、彼の名高いF1キャリアの新たな章を初めることを選んだ。しかし41歳で2度の世界チャンピオンであるアロンソは、自身の信用を高めることは難題であることをわかっている。特に富豪のオーナーであるローレンス・ストロールの監督下でまだ気迫を証明できていない中団チームではなおさらのことだ。

 それでもアロンソはF1での20シーズン目を前に、若手のような意欲とファイティングスピリットを保っている。2023年はレッドブル、メルセデス、フェラーリに確実に食いついていきたいと考えている一方で、チームはポテンシャルの面では2番目のチームであるとアロンソは確信している。

「自分のやっていることが大好きだ」とアロンソは『Auto Motor und Sport』に語った。

「もちろんタイトルを争えるマシンが欲しいが、(F1のトップ3チームには)僕の居場所はない」

「市場の状況を考えると、アストンマーティンは今後2、3年のうちにタイトル争いを達成できるチームのひとつだ。自分の年齢を考えるとこれは重要なことだ。僕の前には永遠の時間があるわけではない」

「もし僕たちが世界チャンピオンになったら、自分も満足するだろう。タイトル獲得に貢献したと言うことができるからね」

「新しいプロジェクトに着手して、できるだけ早く成功させようとしていることをうれしく思っている」

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2022年F1アブダビテスト フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

 アロンソの意欲とエネルギーは損なわれていないが、いつかは年齢が影響してくることは否定できない。アロンソは長年の負荷を考慮して、日常のトレーニング習慣を微調整しなければならなかったと認めている。

「多くのことを変えなければならなかった」と昨年アロンソはメディアに語った。

「キャリアの今の時点では、身体面について、トレーニング習慣、移動、イベントの一部を変えなければならない。F1はコース外でも大きなエネルギーを要求されるから、週末や平日にやることの多くを効率化する必要がある」

「身体面では、前に行っていた以上のことをしなければならないよ。僕はもう20歳ではないからね」