1月16日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、排気システムの公式技術スポンサーとして、新たに『アクラポビッチ(AKRAPOVIC)』とパートナーシップを結んだと発表した。
ホンダのワークスチームであるレプソル・ホンダ・チームは、先代のRC212Vから引継ぎ、RC213Vとなった2012年からもテルミニョーニ製のエキゾーストシステムを使用。その後、2017年からイタリアのSC-Project(SCプロジェクト)に変更して2022年まで戦っていた。
そんななか、2023年からアクラポビッチ製のエキゾーストシステムを使用することを今回明らかにした。
2022年にはアプリリアがアクラポビッチからSCプロジェクトに変更したことで、両者は開発に専念するようだ。また、アクラポビッチを使用していたスズキが撤退したことから、HRCとアクラポビッチが協力関係を築くことになる。
レプソル・ホンダ・チームは、継続参戦のマルク・マルケスとスズキから移籍したジョアン・ミルが2023年のMotoGPクラスに参戦する。ふたりが駆るMotoGPマシンのホンダRC213Vにはアクラポビッチのチタン製エキゾーストシステムが装備される。
■桒田哲宏(HRCディレクター)
「2023年シーズン以降の新しい技術パートナーとしてアクラポビッチを迎えることができ、嬉しく思います。アクラポビッチはさまざまなレースで印象的な記録を残しており、ホンダと同様に技術的な知識を培ってきました。今回のコラボレーションにより、ホンダRC213Vの排気システムをさらに開発し、前進するよう努めます。このコラボレーションが成功とさらなる発展をもたらすと確信しています」