1月13日、三菱自動車は東京オートサロン2023で5月に発売予定の新型軽スーパーハイトワゴンの『デリカミニ』のほか、アジアクロスカントリーラリー参戦車『トライトン』のレプリカモデル、デリカD:5、アウトランダー、エクリプスクロス、eKクロスEVなど9台を展示している。
『トライトンラリーカー』は2022年11月にタイ〜カンボジアで開催されたアジアクロスカントリーラリー(以下AXCR)に参戦して総合優勝を果たしたT1仕様(改造クロスカントリー車両)のレプリカモデル。ボンネット、前後ドア、内装部品などを軽量化するとともに、ロールゲージやアンダーガードを装着するなど、ボディの要所を補強している。
また、専用サスペンションを装着して優れたハンドリング性能を実現するとともに、前後LSDの採用や大径オフロードタイヤ&軽量アルミホイールの装着も相まって、悪路走破性を大幅に向上させている。
搭載する2.4リッターディーゼルターボエンジンは、フリクションロスの低減と軽量化を中心としたチューニングにより、ラリーで使用頻度の高い中速域での応答性を向上させている。
なお、AXCRのステージには川を渡る場面もあるため、各部のシーリングの強化やシュノーケル(吸気ダクト)の装着など、水回りの対策も施されている。
PHEVシリーズの『アウトランダー』および『エクリプスクロス』の “BLACK Edition Premium”は内外装にブラックのアクセントを配した特別仕様車『BLACK Edition』をベースとし、上質で精悍なカスタムカーに仕上げられている。
『アウトランダー』はボディカラーをチタニウムグレーメタリック(ボディ)とブラックマイカ(ルーフ)の2トーンカラーとし、ボディ同色のフロントおよびリヤのコーナーガーニッシュ、サイドアンダーガーニッシュとブラックのテールゲートスポイラーやプロテクションガーニッシュなどを装着。
『エクリプスクロス』はボディカラーをチタニウムグレーメタリックとし、ブラックのフロントおよびリヤのアンダーガーニッシュ、テールゲートスポイラーなどを装着し、精悍さとともにプレミアム感を高めている。両車ともに、ベースキャリアやルーフバスケットを装着し、アウトドアレジャーでの使い勝手を高めている。
『eKクロスEV Smooth×Tough(スムーズ バイ タフ)』は『eKクロスEV』をベースとし、EVの滑らかで力強い走りをそのままに、SUVテイストをより一層高めたカスタムカー。ボディカラーはマットグレーメタリック(ボディ)とブラックマイカ(ルーフ)の2トーンカラーとし、フロントグリルガードやオールテレーンタイヤを装着。さらに、リフトアップすることで、オフローダースタイルとしている。
『ミニキャブ・ミーブ B-Leisure Style II(ビーレジャー スタイル ツー)』は、EVならではの給電機能を活用したカスタムカー。アウトドアシーンに溶け込むアイボリー(ボディ)とモスグリーン(ルーフ)の2トーンカラーとし、ボディサイドにはEVを象徴する電源プラグなどのデカールがあしらわれている。
室内はリヤスペースをフルフラットとして居住性を高め、リモートワークに必要なデスクや座椅子、車中泊に必要なベッドキットを装備することで、プライベートな空間を演出している。
さらに、駆動用バッテリーの電力を利用できる装置“ミーブ・パワーボックス”を使用し、リヤゲートに取り付けたプロジェクターでのeスポーツ体験や、リモートワーク用パソコンの充電などを可能とするなど、ビジネス&レジャースタイルを提案する。