レーサーズ・エッジ・モータースポーツは、ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)と提携し、来年2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権におけるミシュラン・エンデュランスカップのGTDクラスに、アシュトン・ハリソン、カイル・マルチェッリ、ダニー・フォーマルを起用したラインアップで参戦する。
このトリオは、ハリソン・コントラクティングがスポンサーを務めるアキュラNSX GT3 Evo22を操り、来月末に開催される開幕戦デイトナでは、第4ドライバーとしてチームに合流するライアン・ブリスコーとともに24時間レースを戦う予定だ。
同プログラムは、ハリソン、マルチェッリ、トム・ロングが2022年のセブリング12時間レースに、アキュラNSX GT3でGTDプロのワンオフ・プログラムとして参加した後に行われるものだ。
この2022年シーズン、マルチェッリとフォーマルはWTRの下でランボルギーニ・スーパートロフェオ・ノースアメリカに参戦し、見事プロクラスのチャンピオンとなった。
「ハリソン・コントラクティングとウェイン・テイラー・レーシングとともに、エンデュランスカップのフルスケジュールでIMSAのパドックに戻ってこられることに感激している」と語るのは、今季GTワールドチャレンジ・アメリカのプロアマクラスで、マリオ・ファーンバッハ―とともにタイトルを獲得したハリソン。
「また、レーサーズ・エッジと一緒にシーズンを戦えることも、とてもエキサイティングね。WTRのチームメイトであるカイル(・マルチェッリ)やダニー(・フォーマル)とレッドカラーのアキュラNSX GT3 Evo22をフルシーズン共有する機会を得たことは、とても楽しいものになるでしょう。ロレックス24(デイトナ24時間)の第4ドライバーとして、ライアン・ブリスコーが参加してくれることも非常にエキサイティングだわ」
「IMSAとロレックス24での彼の経験と成功がそれを物語っている。彼は私たちのチームにとって素晴らしい存在よ」
「私たちはウェイン・テイラー・レーシングとレーサーズ・エッジと素晴らしい協力関係にあり、お互いにロア(IMSA公式テスト)と開幕戦に向けて、そしてチームに大きな期待を抱いている」
ジョン・ミラチ率いるレーサーズ・エッジは、今回のプログラムによってIMSAのトップレベルの戦いに復帰することになった。
「レーサーズ・エッジの過去のチャンピオンドライバーであるアシュトン・ハリソンとカイル・マルチェッリと一緒に仕事ができることは、私にとってこれ以上ない喜びだ」とミラチは述べた。
「IMSAのサポートシリーズでチャンピオンを獲得したルーキーのダニー・フォーマルを加え、さらにデイトナではライアン・ブリスコーのような熟練のベテランを加えることで、IMSAミシュラン・エンデュランスカップのフルチャンピオンシップに挑戦するための本当に強いラインアップとなった」
また、WTRの副社長であるトラビス・ホーグは次のように付け加えた。「アシュトンが年々成長していくのを見るのは素晴らしいことだ。昨年、彼女がセブリングに出場し、SROシリーズ(GTWCアメリカ)でチャンピオンを獲得したことで、すべてがつながったんだ」