津田拓也の声がけで、渥美心、南本宗一郎、井手翔太、津田一磨という近畿地方のトップライダーが和歌山県某所で4名のキッズライダーとともにダートトレーニングを開始した。1月8日(日)・9日(月・祝)と2日間じっくり走り込み、来る2023年シーズンに向けて、それぞれ気持ちを新たにしていた。
今回のダートトレーニングを主催している津田拓也は「今回の合宿では様々なカテゴリーのライダーと切磋琢磨しながらトレーニングを行いました。それぞれのライダーが今シーズンもさらに上を目指して腕を磨き、皆さんに楽しんでいただけるレースをする準備をしていますので、開幕戦を楽しみにしていてください!」とコメント。開発ライダーを担当していたスズキMotoGPは残念ながら撤退してしまったが、今シーズンも全日本ロードレース選手権で、その姿を見ることができそうだ。
渥美は「今年も合同ダートトレーニングに参加させていただき、有意義な練習ができました。今シーズンも海外を拠点として活動する予定です。皆さんにいい報告ができるよう精一杯頑張っていきます! 応援よろしくお願いいたします」と今年もFIM世界耐久選手権(EWC)に参戦することになりそうだ。
昨年ST1000クラスでヤマハ勢最上位となるランキング5位となった南本は「毎年恒例になっているダートトレーニングですが、今年もみんなで切磋琢磨しながら走り込むことができました。今年の体制はまだ発表できる段階ではありませんが、出場するレースはすべて勝ちを狙うのみです。2023年も全力で頑張りますので、たくさんのご声援よろしくお願いいたします!」とコメント。
チームの後輩でもある井手は「今年も津田さん率いる関西軍団のフラットダートトレーニングに参加させていただきました。みんなで意見交換しつつ、模擬レースなどで技術面やレース感などを養うことができました。津田拓也さん、一磨さんから学ぶ事は多く、確実にレースに活きるトレーニングができました。開幕戦で最高のパフォーマンスを発揮できるように、しっかり準備していきます」と意気込みを語った。井手は、昨年最終戦鈴鹿で全日本ロード初優勝を達成。今シーズンは、さらなる活躍が期待される。
そして津田拓也の弟である一磨は「若手選手や世界を目指しているキッズライダーと一緒にトレーニングし、年々速くなる彼らを見てとても刺激をもらえました。今シーズンも全日本ロードJSB1000クラスにフル参戦いたします! 体制等は改めてご報告させていただきます。このオフは今まで以上に自分自身を追い込み、昨シーズンの悔しさを今シーズンにぶつけます!」と巻き返しを誓う。
それぞれ正式な体制発表はまだだが、5人のライダーが2023年シーズンも国内外で活躍してくれそうだ。