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 1月10日、トヨタ自動車は2022年11月16日に世界初公開した5代目『プリウス』の発売を同日から開始。合わせてメーカー希望小売価格や装備などの詳細も発表された。

 1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生して以来、圧倒的な低燃費性能を備えた新世代エコカーとして、シリーズパラレルハイブリッド車(HEV)の普及を牽引してきたトヨタ・プリウス。新型となる5世代目プリウスは2022年11月16日に世界初公開が行われたモデルだ。

 新型プリウスは“Hybrid Reborn(ハイブリッド・リボーン)”をコンセプトに、“ひと目惚れするデザイン”と“虜にさせる走り”を併せ持ったエモーショナルなクルマを目指して開発が行われた。

 エクステリアは、プリウス独自のアイコンである“モノフォルムシルエット”を引き継ぎながら、より低重心かつスタイリッシュなプロポーションに生まれ変わった。シンプルでありながら抑揚のあるボディ造形は、長く愛されるための『感性に響くエモーション』と『普遍的な美しさ』が表現されている。

トヨタ・プリウス G(HEV・2WD)/ボディカラー:アッシュ
トヨタ・プリウス G(HEV・2WD)/ボディカラー:アッシュ
トヨタ・プリウス Z(HEV・2WD)/ボディカラー:マスタードトヨタ・プリウス Z(HEV・2WD)/ボディカラー:マスタード
トヨタ・プリウス Z(HEV・2WD)/ボディカラー:マスタード

“アイランドアーキテクチャー”コンセプトが採用されたインテリアは、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両立。直感的に操作ができ、ドライビングを楽しめる室内空間とされた。

 パワートレインには2リッターモデル/1.8リッターモデルともに最新の『第5世代ハイブリッドシステム』を搭載。2リッターモデルは従来モデルを上回る28.6km/Lの低燃費を達成しつつ、システム最高出力は従来比1.6倍となる196PSを実現している。

 改良が重ねられた1.8リッターモデルはすべての電動モジュールを刷新したことで32.6km/Lの低燃費を達成。さらに走りにも磨きをかけ、ハイブリッドならではのシームレスな加速に加え、軽やかな出足とダイレクトな駆動力レスポンスを感じとることが可能だ。

 そんなパワートレインを支えるシャシー面では、熟成を重ねたTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)プラットフォームをベースに、新型プリウスのデザインと走りを実現するための改良を施した“第2世代TNGAプラットフォーム”が開発され、低重心化や大径タイヤの採用を実現している。

2リッターハイブリッドシステム
2リッターハイブリッドシステム
1.8リッターハイブリッドシステム
1.8リッターハイブリッドシステム

 
 駆動方式はFFモデルに加え、最新のE-Fourを設定。高出力モーターの採用などにより、雪道をはじめとする低ミュー路での登坂性能や旋回時の安定性がさらに向上しているという。

 ボディカラーは全8色を用意。新規開発となる『アッシュ』と『マスタード』はスポーティな印象を与えるソリッドカラーがベースとされ、ユーザーの毎日を彩り、より愛着を感じていただけるカラーになっている。

 このほかにも最新の予防安全パッケージ『トヨタセーフティセンス』を標準装備し、先進安全システムの検知対象拡大や機能追加なども行われた新型プリウス。消費税込みのメーカー希望小売価格は1.8リッターモデルが275〜297万円、2リッターモデルが320〜392万円に設定された。

 なお、発表当初は2023年春と案内されていたプラグインハイブリッド(PHEV)モデルについては3月ごろの発売予定とされた。新型プリウスの詳細についてはトヨタの公式サイト(https://toyota.jp/prius/)まで。

新型トヨタ・プリウスのインテリア/カラー:グラディエントブラック
新型トヨタ・プリウスのインテリア/カラー:グラディエントブラック
新型トヨタ・プリウスのインテリア/カラー:マチュアレッド
新型トヨタ・プリウスのインテリア/カラー:マチュアレッド
ラゲージスペース
ラゲージスペース
センターコンソール
センターコンソール
パノラマルーフ(手動サンシェード付)
パノラマルーフ(手動サンシェード付)