1月31日、ポルトガルのアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベでスーパーバイク世界選手権(SBK)の2023年シーズンに向けたテストが行われた。1月25日から26日のスペイン・ヘレスで行われたテストに続くもので、マイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing – Ducati)が初日トップタイムをマークした。
ポルトガルでは2日間テストが行われるが、初日にトップに立ったのはドゥカティ・パニガーレV4 Rを駆るリナルディだった。いくつかのタイヤを試し、レース用のタイヤでセッション終盤に1分39秒639を記録。逆に予選用のタイヤではうまくセッティングが合わなかったという。
ジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)はカワサキZX-10RRでリナルディのタイムから0.061秒差の1分39秒700で2番手。チームメイトのアレックス・ロウズ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)は1分40秒264で7番手だった。
3番手はアルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – Ducati)で、トップから0.068秒差の1分39秒707。4番手はヤマハYZF-R1を駆るトプラク・ラズガットリオグル(Pata Yamaha with Brixx WorldSBK)で、2023年仕様のカラーリングで登場。チームメイトのアンドレア・ロカテッリとともに1分39秒台を記録した。
ホンダ勢では、チャビ・ビエルゲ(Team HRC)が1分40秒053で6番手、イケール・レクオーナ(Team HRC)は1分40秒581で8番手。BMW勢トップではスコット・レディング(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)の12番手だった。ヘレスから新型M1000RRのブレーキ、空力パーツ、ギヤボックスへ適応するためにテストをしていたという。
ルーキー首位はレミー・ガードナー(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)の9番手だ。午前にはロウズが10コーナー、ビエルゲが13コーナーで転倒を喫したことで、2度の赤旗によりセッションが中断したが午後は問題なく進んだ。
また、スーパースポーツ世界選手権(WSS)ではタラン・マッケンジーとアダム・ノロディン(MIE – MS Honda Racing Team)が初登場。ホンダCBR600RRを走らせた。