コルトン・ハータがF1スーパーライセンスポイント獲得を目指して下位カテゴリーのレース出場を試みるも、FIAが許可せず

 NTTインディカー・シリーズに参戦するコルトン・ハータは、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを獲得するためにジュニアカテゴリーでレースをする許可をFIAから取り付けることができなかった。

 2022年、レッドブルはハータをアルファタウリのピエール・ガスリーの後任候補としていた。しかしアンドレッティ・オートスポートに所属し、インディカーで7度の勝利を挙げ、昨年夏にはマクラーレンでF1テストを行ったハータが保持するスーパーライセンスポイントは、F1で義務となっている40ポイントに8ポイント不足していた。

すべてはインディ500をもう一度勝つための決断。佐藤琢磨とチップ・ガナッシ・レーシングの最強タッグが誕生

 1月17日、佐藤琢磨がオンライン記者会見を開き、2023年NTTインディカー・シリーズへの参戦体制を発表した。

 今年はチップ・ガナッシ・レーシングに移籍し、カーナンバー11のマシンをドライブ。ルーキーのマーカス・アームストロングとシートをシェアする形でオーバルの5戦に出場する。

【速報】佐藤琢磨が名門チップ・ガナッシに移籍。3度目のインディ500制覇を目指しオーバル5戦に参戦

 2010年からインディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨が、17日に2023年の参戦体制をオンライン会見で発表。2023年はチップ・ガナッシ・レーシングに移籍し、インディ500優勝を焦点にオーバル5戦に参戦する。

インディカードライバーのロッシ、マクラーレンのF1チームとインディカーチームの密接さと積極的な関与に注目

 NTTインディカー・シリーズに参戦するアレクサンダー・ロッシは、マクラーレンはインディカーに参戦することで、同シリーズのドライバーたちの才能について深い洞察を得ることができると考えている。

 レース活動の多様化を目指すなかで、マクラーレンは数年前にシュミット・ピーターソン・モータースポーツに関心を持ち、その後2021年11月にチームの過半数株式を取得してチーム名をアロウ・マクラーレンSPとした。マクラーレンがインディカーで存在感を増した結果、パト・オワード、アレックス・パロウ、コルトン・ハータら数名のドライバーがマクラーレンとのF1テスト契約を結んだ。

【スタッフ選出2022総集編ベスト3/インディカー編】ベテランの強さと若手の躍進。期待高まる3度目のインディ500制覇

 オートスポーツwebでは、2022年シーズンも世界各地のさまざまなモータースポーツ情報をお届けしてまいりました。今回は2022年編集後記ということで、各カテゴリーの担当スタッフが選んだ個人的名レース&名シーンをご紹介いたします。今回はNTTインディカー・シリーズ編。

 インディカー担当の編集ISOが個人的にゾクゾクしたレースをセレクトしました。

佐藤琢磨、2023年シーズンもインディカーに参戦へ。現時点でチームは未定

 12月12日(月)、ホンダは『2023 モータースポーツ活動計画発表』を行い、2023年シーズンの二輪、四輪のモータースポーツ参戦体制を明らかにした。そのなかでホンダは佐藤琢磨について、2023年も引き続きNTTインディカー・シリーズで戦うことを発表した。

 インディカーで13年目のシーズンを迎えた2022年、琢磨はデイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングから参戦し、ランキング19位でシーズンを終えた。開幕戦でインディカーでの200戦目という節目を迎えた琢磨だったが、シーズン半ばから不振に陥り、さらには怪我の影響もあって、最終的にシーズン中の最高位は第15戦ゲートウェイでの5位と、2022年は表彰台に乗ることができなかった。

インディカーがサスティナブルな取り組みを発表。2024年導入のパワーユニットは現行の2.2リッターエンジンに変更

 NTTインディカー・シリーズは、より持続可能なモータースポーツレーシングシリーズにの実現に向けた取り組みを新たに発表した。

 2023年3月初めにセント・ピーターズバーグで開幕を迎えるインディカー・シリーズ。シェルとの戦略的なパートナーシップを結び100パーセント再生可能な燃料でレースを実施。2023年のレースショップからすべてのレース会場に移動する際、100パーセント再生可能なディーゼル燃料を使用していくことになる。