スクーデリア・フェラーリが、F1リザーブドライバーの役割を、昨年に続き2023年もアントニオ・ジョビナッツィに任せる計画であることがわかった。ジョビナッツィはWEC世界耐久選手権にフル参戦するため、彼が同行できないグランプリでは、テストドライバーのロバート・シュワルツマンがリザーブを務める。
アルピーヌF1代表、同士討ちを繰り返したオコンに改善を求める一方で成長も認める。ミスのない走りで掴んだ初優勝にも言及
アストンマーティンのチーム代表からアルピーヌの代表という衝撃的な転身から1年が経った現在、オットマー・サフナウアーは2023年にチームが改善すべきだと彼が考えている分野について、確固たる考えを持っている。
サフナウアーの考えには、エステバン・オコンへの期待の高まりも含まれている。2022年、オコンはドライバーズ選手権ではチームメイトのフェルナンド・アロンソを抜き、これまでで最も上の順位でシーズンをフィニッシュしたものの、アロンソのマシンの信頼性の低さに助けられた部分もあった。
【F1チーム別技術レビュー:レッドブルRB18(2)】ニューウェイ設計の独創的サスペンションがもたらしたふたつの効果
F1技術レギュレーションが大幅に変更された2022年に主要チームが導入したマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが評価、それぞれの長所・短所、勝因・敗因について分析した。最初に取り上げるのは、シーズンを席巻したチャンピオンマシン、レッドブルRB18。第1回「ポーパシングを予見したニューウェイがフロアに施した工夫」 に続く第2回目は、独創的なサスペンションがもたらした効果について解説する。
事前承認なしのドライバーらによる個人的な声明の掲示を禁止したFIA。会長は「FIAは中立であるべき」と主張
FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、FIAをドライバーの個人的な信念を表明する場として使うことは、スポーツから逸脱してしまうためできないと述べている。
先月、FIAは国際スポーツ法典を改正し、FIAによる事前の承認なしにドライバーが「政治的、宗教的、個人的声明」を表明または掲示することを禁じる条項を追加した。FIAによるこの決定は、数年間にわたりF1において政治や環境に関する活動が行われたことを受けてのことだ。ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルらは、レースデーに社会的不公平や不平等、また、環境変化の問題について非難を表明することがしばしばあった。
2023年F1新車発表スケジュール:復活を目指すメルセデス、新型マシン『W14』を2月15日に発表へ
メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームは、2023年シーズンを戦うマシン『W14 E PERFORMANCE』を2月15日(水)に発表すると明らかにした。
2014年から2021年までコンストラクターズ選手権を8連覇したメルセデスは、新しい技術規則が導入された2022年シーズンも大きな期待を背負っていた。ところがメルセデスはシーズン序盤からマシンが上下動するポーパシングに悩まされ、レッドブルやフェラーリに後れをとった。
DAZN、新視聴プラン『DAZN Global』導入を発表。2月14日からの新価格についても明らかに
F1をはじめ、さまざまなスポーツのライブ配信を手掛ける動画配信サービス『DAZN(ダゾーン)』は1月12日、新たに『DAZN Global』プランの導入を発表。また、これまでのプランを継承するプラン『DAZN Standard』の新価格についても明らかにした。
ノリスの成長を高く評価するマクラーレンF1のブラウン「彼のレース技術は飛躍的によくなった」
マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、ランド・ノリスがシーズンごとに着実にF1で進歩を遂げていることで自信を深めており、今ではマクラーレンのチームとマシンと一体になっていると述べている。
ノリスは2019年のF1ルーキーイヤーを除けば、これまでマクラーレンで過ごしたすべてのシーズンで少なくとも1回は表彰台を獲得しており、2021年のロシアGPではもう少しのところで優勝に手が届くところだった。マクラーレンでの5シーズン目を前にして、ノリスの株はますます上がっており、彼の自信と安定性も高まり続けている。
アンドレッティ、F1新規参入者を拒む既存チームを痛烈に批判「金がすべて。自分の利益しか考えていない人々」
マイケル・アンドレッティは、自分のF1プロジェクトを支持しない多数の既存F1チームについて、彼らはF1全体のことではなく自分のチームの利益しか考えていないのだと強く批判した。
2021年にアンドレッティはF1参戦の意向を示し、既存チームとの提携を目指して交渉を行い、2022年には、アンドレッティ・グローバルとしてF1に2024年から参戦するためにFIAに申請を行ったことを明らかにした。アルファロメオ/ザウバーとの交渉が終盤に来て決裂した後、新たな方向性を模索したアンドレッティは、アメリカの自動車メーカー、ゼネラルモーターズと契約を結び、アンドレッティ・キャデラックとしてF1エントリーを目指すことを、今年1月5日に発表した。
元F1ドライバーのウエーバー、F1を1年離れる同胞リカルドの決断を評価「彼の言葉どおり、休みが必要だ」
元F1ドライバーのマーク・ウエーバーは、同胞のダニエル・リカルドに、F1を離れての1年間は彼が予想しているよりもずっと長く感じるだろうと予告している。
リカルドは、2013年シーズン後にウエーバーがF1を引退した際、レッドブルで彼の後任となった。リカルド自身はレッドブルを2018年に離脱してルノーに、その後はマクラーレンに移籍したが、2023年はレースシートがない状況となった。リカルドはレッドブルに戻り、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスをサポートするサードドライバーを務めることになったが、彼が2023年にレースに出走する可能性は非常に低いと考えられている。
【F1チーム別技術レビュー:レッドブルRB18(1)】ポーパシングを予見したニューウェイがフロアに施した工夫
F1技術レギュレーションが大幅に変更された2022年に主要チームが導入したマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが評価、それぞれの長所・短所、勝因・敗因について分析した。今回は、シーズンを席巻したチャンピオンマシン、レッドブルRB18の強さの秘密を探る(全2回)。