元F1レースディレクターのマイケル・マシ、オーストラリアGP主催団体のCEOの後任候補に浮上

 オーストラリアの地元メディアの報道によると、元F1レースディレクターのマイケル・マシが、オーストラリアGPの主催者であるオーストラリアGPコミッション(AGPC)CEOに立候補する可能性があるという。

 マシは、2019年のF1開幕戦の数日前にメルボルンでチャーリー・ホワイティングが急逝したため、急遽レースディレクターに就任した。熾烈な戦いが行われた2021年シーズンでは、マシの裁定への批判はますます高まっていった。最終戦アブダビGPのリスタートの際は、マシの対応が物議を醸し、その後のFIAの報告書では、レースコントロールが適切なプロトコルに則っていなかったと結論が出された。

フェルスタッペン、僚友に遅れをとったドライバーは「自分の役割を受け入れる必要がある」と語る

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、いつもチームメイトに遅れをとっているF1ドライバーは、「おとぎ話」の世界に生きるのではなく、ナンバー2ドライバーとしての立場を受け入れなければいけないと述べている。

 2016年にフェルスタッペンがレッドブルに昇格して以降、レッドブルにおける彼のリーダーシップが脅かされたことは一度もない。ダニエル・リカルドから、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボンに至るまで、フェルスタッペンのチームメイトは彼の圧倒的ポジションに挑むことはできず、来ては去っていった。

メルセデスF1が2023年型マシン『W14』を初始動、動画を公開

 メルセデスF1チームは、クリスマス休暇を前に、2023年型マシン『W14』を初始動したことを明かし、その様子を示す動画を12月22日に公開した。

 動画には、ファクトリーでスタッフたちが作業に取り組み、W14のファイアアップを行うまでの様子が紹介されており、マシンは映っていない。

フェラーリF1の代表交代は「よくわからない」とレッドブルのマルコ。安定性のないチームの弱体化を予想

 レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、フェラーリはマッティア・ビノットのチーム代表辞任によって弱体化しており、フレデリック・バスールの代表就任によって強化されているわけではないと考えている。

 2022年シーズン、フェラーリはようやく本物のタイトル候補として復活を遂げた。しかし残念ながらシーズンが進むにしたがって、ミスや戦略の失敗のせいでフェラーリの挑戦は勢いを失っていき、ライバルのレッドブルがF1の両選手権を制覇することになった。

フェラーリF1、新体制で臨む2023年シーズンのマシンを2月14日に発表へ

 スクーデリア・フェラーリは、2023年シーズンを戦うマシンを2023年2月14日に公開すると発表した。

 2022年のフェラーリはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツを擁し、シーズン開幕戦ではルクレールが優勝を飾り幸先のいいスタートを切った。サインツもイギリスGPで初のポールポジションを獲得し、レースではキャリア初優勝を決めた。

SeCR初代チャンピオンの武藤壮太。ウイリアムズeスポーツとの契約のきっかけは「1通のメール」

 12月17〜18日、国内最大のeモータースポーツの体験イベント『SUZUKA eMotorsports Experience 2022』にて、スーパーGTドライバーや国内トップシムレーサーが参戦するeモータースポーツのプロシリーズ『SUZUKA E-SPORTS CHALLENGE RACE(SeCR)』の第4戦/第5戦の開催が開催され、武藤壮太(Bigholiday eSports Team With 465garage)が、SeCRの初代シリーズチャンピオンに輝いた。

 F1に参戦するウイリアムズのeスポーツ部門『ウイリアムズeスポーツ』にも所属する武藤壮太に、2022年シーズンのSeCRを振り返ってもらうと同時に、ウイリアムズeスポーツへの加入の経緯を聞いた。

【独自ランキング:2022年F1トップ10ドライバー】8位:フェルナンド・アロンソ/伝説的なスキルを見せ続けた41歳

 2022年F1シーズンを通して、毎戦全20人のドライバーの評価/採点を行ってくれたベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、シーズン全体を振り返り、独自の視点で2022年のトップ10ドライバーを選出した。10人のドライバーについての彼のレビューを添えて、カウントダウン方式で10位から1位までを紹介していく。

F1参入を目指し、働きがけを続けてきたアンドレッティ・オートスポート「もう少しのところにいる」と期待

 マイケル・アンドレッティは、彼のチームのF1参入が正念場を迎えていると述べている。FIAによる最終決定が数週間後に迫っているのだ。

 F1参入を目指すアンドレッティ・オートスポートの親会社であるアンドレッティ・グローバルは、今年2月にFIAへ必要な書類を提出し、参入のための適切な資金を確保していることも確認した。しかし、11番目のチームがグリッドに加わることは、F1の重要な賞金基金を希薄化するだけだと主張するF1のトップチームやF1自体が、アンドレッティのF1入りの野望をすぐに押し戻した。

レッドブルF1ボス「ホンダにまつわる状況は難しい」2026年以降のPU計画について近々決定。アルファタウリ売却は否定

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、2026年以降のパワーユニット(PU)プランについて近いうちに決定する予定であると語った。2026年からF1には新世代パワーユニットが導入される予定となっており、レッドブルは、自社のパワーユニット部門レッドブル・パワートレインズ(RBPT)での参戦を登録している。一方、現在レッドブル・パワートレインズに技術支援を行っているホンダ・レーシング(HRC)も、マニュファクチャラーとしての登録を行った。

ルクレール、2023年は三つ巴でのF1タイトル争いを熱望「メルセデスはとても強力なマシンを持つはず」

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、2023年シーズンにメルセデスが上昇を続け、フェラーリとレッドブルとともにF1世界タイトルをめぐる三つ巴の戦いを繰り広げるだろうと考えている。

 メルセデスの2022年シーズンは、頻発する新世代マシンのポーパシングで台無しになった。ポーパシングは複雑な空力現象であり、F1のレギュレーション変更をきっかけに発生した。