レッドブル・レーシングは、2023年F1活動発表会を、2月3日にニューヨークで行い、2023年型F1マシン『RB19』を披露すると発表した。現時点で発表会スケジュールを明らかにしている8チームのなかでは、最も早い日程だ。
アンドレッティとの提携を喜ぶキャデラック陣営。F1参入を実現させるには「まだ長い道のりがある」と慎重な姿勢
キャデラックのグローバル・バイス・プレジデントを務めるローリー・ハーベイは、同社がアンドレッティ・グローバルとの提携に非常に興奮していると述べているが、F1参入のためのプロセスにはまだ「長い道のり」があると主張している。
先週、アンドレッティとゼネラルモーターズは、キャデラックブランドとともにアメリカで最も有名なレーシングファミリーをF1に戻すことが期待されるパートナーシップを発表した。アンドレッティ-キャデラックは、予想されるFIAの“関心表明プロセス”(参入プロセス)の一環として、立候補申請を提出することになる。これによりFIAは新F1チーム候補の関心と信頼性の評価を行う。
ウイリアムズF1が新チーム代表を発表。メルセデスの戦略責任者ボウルズを抜擢
ウイリアムズ・レーシングは、メルセデスF1チームで戦略責任者を務めたジェームズ・ボウルズが、新チーム代表に就任することを発表した。2022年12月にウイリアムズは、CEOおよびチーム代表を2年にわたって務めたヨースト・カピートが、2023年シーズンを前に退任することを明らかにしていた。
ハミルトン、南極へ。ガスリー、ドバイのジムで角田にバッタリ遭遇する【SNSピックアップ今週のF1界】
ファクトリーは大忙しだがドライバーたちはまだまだ貴重な休み時間を謳歌している。シーズン中も世界を行脚している彼らだが、仕事とプライベートは別物でこの時期にしかできない経験をしているようだ。また年始からあの仲良しコンビにとっては嬉しいサプライズも。SNSから今週のF1界を紹介しよう。
●希望が叶う1年となりますように
日本が開発した有人宇宙施設『きぼう』では、初日の出を宇宙からライブ配信するイベントが行われた。その際には日本が世界に誇るアスリートや著名人が新年の挨拶と、日本を元気付けるコメントを残した。アルファタウリの角田裕毅もそのひとりで「今年は表彰台、そして優勝」を力強い目標を掲げた。
NetflixのF1ドキュメンタリー『Drive to Survive』シーズン5が2月24日に公開
F1は、Netflixの人気ドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』のシーズン5が来月2月24日に初公開されると発表した。
シーズン5は、レギュレーションの刷新と、レッドブルとマックス・フェルスタッペンの覇権が際立っていた2022年シーズンの出来事を描いている。最新作の目玉のひとつは、現世界チャンピオンのフェルスタッペンの姿が自然な形で撮影されていることだ。
フェラーリ、米国のソフトウェア企業『ジェネシス』と複数年のスポンサー契約を締結。WECプロジェクトでも提携へ
スクーデリア・フェラーリは、アメリカのソフトウェア企業『Genesys(ジェネシス)』と、複数年にわたるスポンサー契約を締結したことを発表した。
フェラーリと新チームパートナーとの契約締結は、フェラーリがスイスのブロックチェーン企業『Velas(ヴェラス)』との契約を早期に終了させた後に行われることになる。
フェラーリF1、2023年リザーブドライバーはジョビナッツィ&シュワルツマンのラインアップに
スクーデリア・フェラーリが、F1リザーブドライバーの役割を、昨年に続き2023年もアントニオ・ジョビナッツィに任せる計画であることがわかった。ジョビナッツィはWEC世界耐久選手権にフル参戦するため、彼が同行できないグランプリでは、テストドライバーのロバート・シュワルツマンがリザーブを務める。
アルピーヌF1代表、同士討ちを繰り返したオコンに改善を求める一方で成長も認める。ミスのない走りで掴んだ初優勝にも言及
アストンマーティンのチーム代表からアルピーヌの代表という衝撃的な転身から1年が経った現在、オットマー・サフナウアーは2023年にチームが改善すべきだと彼が考えている分野について、確固たる考えを持っている。
サフナウアーの考えには、エステバン・オコンへの期待の高まりも含まれている。2022年、オコンはドライバーズ選手権ではチームメイトのフェルナンド・アロンソを抜き、これまでで最も上の順位でシーズンをフィニッシュしたものの、アロンソのマシンの信頼性の低さに助けられた部分もあった。
【F1チーム別技術レビュー:レッドブルRB18(2)】ニューウェイ設計の独創的サスペンションがもたらしたふたつの効果
F1技術レギュレーションが大幅に変更された2022年に主要チームが導入したマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが評価、それぞれの長所・短所、勝因・敗因について分析した。最初に取り上げるのは、シーズンを席巻したチャンピオンマシン、レッドブルRB18。第1回「ポーパシングを予見したニューウェイがフロアに施した工夫」 に続く第2回目は、独創的なサスペンションがもたらした効果について解説する。
事前承認なしのドライバーらによる個人的な声明の掲示を禁止したFIA。会長は「FIAは中立であるべき」と主張
FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、FIAをドライバーの個人的な信念を表明する場として使うことは、スポーツから逸脱してしまうためできないと述べている。
先月、FIAは国際スポーツ法典を改正し、FIAによる事前の承認なしにドライバーが「政治的、宗教的、個人的声明」を表明または掲示することを禁じる条項を追加した。FIAによるこの決定は、数年間にわたりF1において政治や環境に関する活動が行われたことを受けてのことだ。ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルらは、レースデーに社会的不公平や不平等、また、環境変化の問題について非難を表明することがしばしばあった。