アルピーヌF1はナンバー1ドライバーを考慮せず。オコンとガスリーに「成熟したリーダーへの変貌」を求める

 アルピーヌのローラン・ロッシCEOは、来季2023年シーズンもF1チーム内でドライバーに序列をもうけることはしないと主張した。

 エステバン・オコンとピエール・ガスリーというラインナップで来季のF1を戦うアルピーヌにとって一番の懸念材料となっているのが、カート時代からの幼馴染でありながら決して良好とはいえない両ドライバーの関係性だ。ふたりは確執を過去のこととする姿勢をみせてはいるが、いつそれが再燃してチーム内での争いに繋がるかはわからない。

角田裕毅が「全般的に」成長できたF1参戦2年目を振り返る。レースウイークのアプローチに満足

 角田裕毅(アルファタウリ)は、F1での2年目のシーズンにおいて「全般的」に成長を遂げることができたと語り、特にレースウイークへのアプローチに満足していると明かした。

 全22戦にわたる戦いも幕を閉じ、角田裕毅はF1での2年目のシーズンを終えた。4戦で入賞を果たした2022年の角田は、12ポイントを獲得しドライバーズランキング17位。単純な比較は難しいが、デビューイヤーの32ポイント、ランキング14位という成績を上回ることはできなかった。

「エンジンは間違いなく優れている」アストンマーティンF1加入のアロンソが感じたメルセデスPU

 2023年シーズンはアストンマーティンF1に移籍するフェルナンド・アロンソは、アブダビで行われた初テストを終え、メルセデス製パワーユニット(PU)のポテンシャルの高さを感じたようだ。

 2021年のF1復帰以来、2年をアルピーヌで過ごしたアロンソは、来季アストンマーティンに移籍する。アロンソはアビダビでの最終戦を終えると、早速新チームからピレリのタイヤテストに参加。『Sport1』によると、初走行を終えた彼の口から飛び出したのは、パワーユニットに関するコメントだった。

アストンマーティンF1、2023年型マシン『AMR23』を2月13日に発表へ

 アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チームは、2023年シーズンを戦うマシン『AMR23』を2023年2月13日(月)に発表することを明らかにした。

 2022年のアストンマーティンは、前年に引き続きセバスチャン・ベッテルとランス・ストロールを起用。シーズン前半戦は振るわないレースが続いたが、そんななか、ドライバーズタイトルを4度獲得しているベッテルが、7月末に2022年シーズン限りでの引退を発表した。

ポルシェとレッドブルの因縁。F1交渉決裂を分析する【大谷達也のモータースポーツ時評】

 モータースポーツだけでなく、クルマの最新技術から環境問題までワールドワイドに取材を重ねる自動車ジャーナリスト、大谷達也氏。本コラムでは、さまざまな現場をその目で見てきたからこそ語れる大谷氏の本音トークで、国内外のモータースポーツ界の課題を浮き彫りにしていきます。今回は、ポルシェとレッドブルのF1参戦の交渉が決裂した背景を掘り下げてお伝えします。

マクラーレンF1新代表のステラ、2023年は風洞などインフラ構築の完了を目指す。空力面の強化も進める

 新たにマクラーレンF1チームのチーム代表となったアンドレア・ステラは、前任者のアンドレアス・ザイドルが描いたロードマップを踏襲すると述べているが、空力の面でもマクラーレンを強化したいと考えているという。

 今週はザウバー/アルファロメオ、フェラーリ、マクラーレンで上級職の交代が目まぐるしく行われた。マクラーレンではエグゼクティブディレクターを務めていたステラが、ザウバーに移籍するザイドルの後任になった。51歳のステラは、フェラーリで14年を過ごした後、2015年からマクラーレンでのキャリアをスタートさせた。マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンによると、ステラは常にチーム代表の第一候補だったという。

フェラーリF1、ミック・シューマッハーとの契約終了を発表。メルセデスへと旅立つミックの活躍を祈る

 12月15日、メルセデスF1チームがミック・シューマッハーを2023年のリザーブドライバーに起用することを発表した直後、シューマッハーとドライバーアカデミー契約を結んでいたフェラーリが、この契約を延長しないことで合意したことを明らかにした。

 シューマッハーは2019年にフェラーリの若手ドライバー育成プログラム、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員になり、FIA F2に2シーズン参戦、2020年にはタイトルを獲得した。2021年にハースからF1デビューを飾り、今年2年目のシーズンを送ったシューマッハーだが、ハースとの契約を延長することができず、2022年末でF1レギュラーシートを失った。

2023年F1エントリーリスト発表。ホンダの名前がF1に復活、レッドブル・グループのエンジン名が『ホンダRBPT』に

 FIAが、12月15日、2023年F1エントリーリストを発表した。ルーキー3人が加わったほか、いくつかの登録名に変更がなされており、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリのエンジン製造者は『ホンダRBPT』に変更され、ホンダの名前がF1に正式に戻ってくることが明らかになった。

 2022年のレッドブルおよびアルファタウリのエンジン製造者名は『レッドブル・パワートレインズ』だったが、15日にFIAが発表した2023年エントリーリストでは、『ホンダRBPT』に変更されていた。ホンダは2021年末でF1活動を終了したが、その後もホンダ・レーシング(HRC)がレッドブルが立ち上げたパワーユニット(PU)部門、レッドブル・パワートレインズ(RBPT)への技術支援を継続し、その契約は2025年末まで結ばれている。

F1公認アーケードゲームを楽しめる『F1 Arcade』一号店がロンドンにオープン

 F1は長年、ロンドンでレースを開催するという野望を抱いてきた。イギリスの首都で近い将来にグランプリが開催されることはなさそうだが、セントポール大聖堂のそばに、F1アーケードゲームを楽しめるF1公認の『F1 Arcade』が12月12日に正式にオープンした。

 セントポール大聖堂に隣接するショッピングセンター『1 New Change』内に位置する『F1 Arcade』には、最新技術を駆使したF1シミュレーター60台が置かれ、ファンはレースの興奮を味わえる他、40フィート(約12m)の長さのあるバーでカクテルを飲みながらくつろいだり、さまざまなF1開催地の食べ物を提供するレストランで家族で食事を楽しむこともできる。

F1スペインGPの舞台カタロニア・サーキット、最終シケインを除去したレイアウトでライセンス取得へ。バトル促進が目的

 スペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットは、ターン14から15のシケインを取り除いた新レイアウトで、F1レースを開催するために必要なFIAグレード1ライセンスを取得することを考えている。

 カタロニア・サーキットは1991年からF1スペインGPを開催している。2007年に、安全上の理由で、ターン14から15のシケインが設置された。それ以前にはラップ終盤に高速コーナーふたつを経てストレートへとつながるレイアウトだった。