強豪ブリンク・モータースポーツは電動化初年度に向け『テスラ・モデル3』にスイッチ/STCC

 アウディ陣営のトップカスタマーチームとして、TCR規定のSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権で毎年のようにタイトル争いを繰り広げてきた強豪ブリンク・モータースポーツが、来季2023年より完全電動化を果たすBEVシリーズに向け、マニュファクチャラーのスイッチを表明。新たに『テスラ・モデル3』を投入し、3台体制で戦うことをアナウンスした。

 2017年のチャンピオンシップ初参戦以来、一貫してアウディRS3 LMSシリーズを走らせてきたチームは、すでにフル電動チャンピオンシップに生まれ変わるSTCCへの参戦確約を1番乗りで発表済みだった。

マセラティのギュンターがフォーミュラEテスト最終日に総合トップタイム更新。1秒以内に18台の接戦

 2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の公式プレシーズンテストは12月16日に最終日を迎え、マキシミリアン・ギュンター(マセラティMSGレーシング)が4日間の総合トップタイムを記録してテストは終了した。

「とてもアグレッシブなマシン」フォーミュラEシーズン9で導入されるGen3の乗り味をドライバーが語る

 スペインのリカルド・トルモ・バレンシア・サーキットで12月13日から開催されている2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の公式プレシーズンテスト。このテストでは、シーズン9からフォーミュラEに導入される新型シャシー“Gen3”による初めての合同テストとなるが、そのGen3の乗り味を各チームのドライバーたちがフォーミュラE公式サイトに語った。

ホンダ系の強豪が4台体制を確定。アルゼンチン国内を除く来季開催地詳細も/TCRサウスアメリカ

 今月12月初頭にも、新規創設TCRブラジルとの併催を含めた3カ国全10戦のスケジュールが確定した2023年のTCRサウスアメリカ・シリーズだが、開催各サーキットが未定となっていた創設3年目のスケジュールのうち、アルゼンチン国内を除くカレンダーの詳細が確定。併せて従来のダンロップに代わり、2023年より新たなタイヤサプライヤーとしてクムホが指定された。

 その南米シリーズ新年度に向け、強豪スクーデリア・マルティーノは4台体制のうち残る3台のラインアップも公表。すでに起用を発表済みだったアルゼンチン出身の若手有望株イグナシオ・モンテネグロに加え、前年度の耐久イベント覇者ファビオ・カサグランデらの残留がアナウンスされている。

フォーミュラEテスト3日目は1時間のセッション5が行われる。ニッサンのナトが総合トップに

 2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の公式プレシーズンテストは12月15日にセッション5が行われ、ニッサン・フォーミュラEチームのノルマン・ナトが総合トップタイムを記録してテスト3日目を終えた。

ネストール・ジロラミ、新型『FL5ホンダ・シビック・タイプR TCR』に好感触「確実に2段階は進化した」

 今週月曜となる12月12日に世界初公開となった新型『FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR』のアンベイルを前に、シェイクダウンを担当したネストール・ジロラミがテストの感触を語り、自身も長年にわたってドライブしてきた先代モデル、FK8型に対して「最初の走行から非常に有望。すべての領域で確実に2段階は進化している」との手応えを語った。

新型WRX STI NBR CHALLENGE 2023の目標は『勝つこと』。新ボディ&エンジンと技術が融合

 12月15日、静岡県の富士スピードウェイで、スバルとスバルテクニカインターナショナル(STI)は、2023年のニュルブルクリンク24時間レースに挑むスバルWRX STI NBR CHALLENGE 2023のシェイクダウンを行った。ベース車両をWRX S4にスイッチし、これまで培われてきた技術と新技術を融合させた新車両は、開発に携わるドライバーにも好感触を得ているようだ。

フォーミュラEテスト2日目もマセラティのギュンターが総合トップ。ニッサンのナトが3番手につける

 スペインのリカルド・トルモ・バレンシア・サーキットで開催されている2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の公式プレシーズンテストは2日目を迎え、初日に引き続きマセラティMSGレーシングのマキシミリアン・ギュンターが総合トップで2日目を終えている。

スバル/STI、2023年もニュルブルクリンク24時間に挑戦へ。ベース車両をスイッチし新型を投入

 12月15日、静岡県の富士スピードウェイで、スバルとスバルテクニカインターナショナル(STI)は、2023年のニュルブルクリンク24時間レースに挑む車両のシェイクダウンを行った。来季は新たにベース車両をスバルWRX S4にスイッチ。新型2.4リッター直噴ターボエンジンを積み、SP4Tクラス優勝を目指す。

長年ホールデン陣営の顔として戦ったガース・タンダーが電撃移籍。来季はフォード陣営へ/RSC

 新車両規定“Gen3”に則して、来季より『シボレー・カマロZL1スーパーカー』と第7世代『フォード・マスタング・スーパーカー』が激突するRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの2023年シーズンを前に、長年ホールデン陣営を代表する存在として戦って来た元王者ガース・タンダーが、ファクトリーチームを務めるトリプルエイト・レースエンジニアリングからの離脱を表明した。

 2022年もレッドブル・アンポル・レーシングの王者シェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)の耐久カップ登録コドライバーを務め、伝統の1戦『バサースト1000』を制覇した男がフォードへの電撃的スイッチをアナウンスし、来季は同じく耐久戦にてペンライト・グローブ・レーシングの第7世代『フォード・マスタング・スーパーカー』をドライブすることが決まった。